先日の記事で書いた
親業(Parent effectiveness training)
の「肯定のわたしメッセージ」。
僕は今年の9月に
親業訓練一般講座を修了したのだけど、
今朝テキストブックを
久しぶりに読み返してみた。
僕が書いた肯定のわたしメッセージ
親業訓練講座の一番良いところは、
ひとつひとつの手法をステップごとに、
テキストブックに実際に自分で
書いていくところだと思う。
ちなみにP.35にはこうある。
私達人間が他の人に与えることができるもっとも素晴らしい贈り物のひとつは、相手の人が自分に与えてくれる喜び、楽しみ、暖かさ、嬉しさなどをその人とともに分かちあうことです。「わたしメッセージ」は、「あなたメッセージ」に暗示されるような評価をすることなしに、私たちの肯定的な感情を相手に伝えてくれます。
(中略)
こんな演習をしてみましょう
1. 家族一人一人の名前を書きます。
2. 名前の次にその一人一人に対するあなたの好感情を伝える「わたしメッセージ」を書きます。
3. できるだけ機会をとらえて、2のような「わたしメッセージ」を家族一人一人に使ってみて下さい。
そして、すっかり忘れていたんだけど、
講座を受けた時に僕が書いた
忍介への「肯定のわたしメッセージ」が
書き込んであった。
家族の名前:
忍介肯定のわたしメッセージ:
忍介が学校をやめる、と言ってくれたことで、お父さんは沢山のことに新しく気づけて良かったよ。ありがとうね。
できるだけ機会を捉えて
本人に言っているか?
実は恥ずかしくて、
一度さっと言ったきりで、
そのあとは言っていない。
でも本当に忍介が不登校になったおかげで、
僕は変わることができた。
馬を水辺へ連れていく、というのは
忍介通信2で
僕は両親に向かってこう書いた。
馬を水辺に連れて行くことは出来ても、水を飲ませることは出来ません。
その点、気をつけていきたいと思っています
一見、子どもを理解して、
受け入れているみたいな表現だ。
でも、今にして思うのだけど、
子どもを馬にたとえている時点で、
水辺へ「連れていってなんとかしよう」
としている気持ちが、ありありとしている。
親は子どもを
「なんとかしよう」としても、
できないのだ。
「なんとかしよう」と思うことは、
親のエゴなのだと思う。
丸ごと受け止める
本当に僕が忍介の気持ちをそのまま
受け入れるようになったのは
忍介通信7以降だし、
そのためにはアイスクリーム療法という
親のための認知行動療法が必要だった。
「子どもを信じること」を
読むのは辛く、苦しかった。
それこそ自分というものを
部品レベルまでバラして、
総とっかえして組み直すくらいの
価値観の転換が必要だった。
でも、そうやって
ひとたび丸ごと受け止めてみると、
以前の記事にも書いたけど、
学校や学歴を強固に信じることは、
遠近法を使っていない絵を
見ているような気分になってきた。
そしてその全ては小学校三年生の忍介が、
幼い力をふるって全力で学校を
拒否してくれたからだと今は思う。
とても勇気が必要な行動だったと思う。
当時の彼からしたら強大な、
ゲームで言う「ラスボス」みたいな
親や先生に、真っ向から逆らうわけだから。
そんなこんなを、
久しぶりにテキストを見返して思った。
本当は面と向かって
何度も伝えるのがいいのだろうけど
照れ臭いので、ここに再度書いておく。
忍介が学校をやめる、と言ってくれたことで、お父さんは沢山のことに新しく気づけて良かったよ。ありがとうね。
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