誰も受け止めてない

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このブログで何度も紹介している「親業」。

原題はParent Effectiveness Training。

アメリカの臨床心理学者
トマス・ゴードンが開発した、
人間関係を健やかなものにする
コミュニケーションメソッドだ。

親業用語が飛び交う日常

うちの奥さんはそのインストラクターで、
僕は受講生として彼女の講座を受けた。

もちろん、とっても良かった。

ただ、親業用語が飛び交う日常には
困る部分もあって、、、

例えばこんなシーン。

朝の慌ただしい時間帯。
シャワーを使う時間がうちの奥さんと
バッティングしそうだ。

「ねえ、今のうちに
先にシャワー入っといてよ!」

などと言うと、こう切り返される。

「今のは”おきまりの12の型”でいう命令だ。
嫌だ、私に命令するな。
”わたしメッセージ”で言ってみろ」

と逆に命令される。

そういう困惑はあるものの、笑

「能動的な聞き方」への意識は
以前に比べればだいぶ高まったと思う。

うーん、ちょっとねえ…な投稿

詳細は伏せるのだけど、先日
とあるSNSの書き込みを読んだ。

子育てに関することなんだけど、
思わず「え?」と思うくらい
古い価値観のもと、書かれた内容だった。

投稿主は自分が思うこと、感じていること、
そして娘にしていることを列挙した後、
こう締めくくっていた。

「こんなふうに思う私は間違ってますか?」

うーん、ちょっとねえ…。

と、大半の人が思う内容だ。
コメント欄を見たら、案の定そうだった。

丁寧に、優しく諭すようなコメントが
10連発くらいついていた。
僕がもし何か書くとしても、
多分そういうコメントを書いたと思う。

投稿主がしてほしかったことは?

思いながらふと、
誰もこう書いていないことに気づいた。

「あなたはそんなふうに思ったり、
感じたりしたんですね」

そう、並んでいたコメントは
ある意味みんな正論だった。

でも投稿主の気持ちを汲むような、
いわば「能動的な聞き方」のような
受け止めるコメントはなかった。

僕も投稿主の考えには正直、賛成できない。

でも、こんな私は間違ってますか?という
ある意味「心の叫び」を、誰かが少しは
受け止めても良かったかもしれない。

え?

なんでお前はそうしなかったのか、って?

すみません、
今月はインタビュー事例集の
書き起こしとか、書き起こしとか、
書き起こしとか、書き起こしとか、
書き起こしとかが忙しくて…。

さあ、今日も元気に書き起こすぞ!

親業について、詳しくはこちら。
https://ftk-gift.com/category/parparent-effectiveness-training/

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。