不登校に向き合う中で
避けられないことのひとつに、
自分の親との関係の見直しがあると思う。
誰もが親としてはしろうとだ
親業(Parent Effectiveness Training)
を開発したアメリカの臨床心理学者、
トマス・ゴードンは言う。
親はしろうとだ、と。
職業としての「親」について
体系的な訓練を受けた親はいない。
人間の仕事の中でも
最も難しい仕事であるにも関わらず…
そのくせそのやり方は、
自分の親の見よう見まねでしかない。
親の親も、そのまた親もしかり。
つまり、こと子育てに関して言えば
2000年前から同じやり方だ。
これは本当にゴードンの言う通りだと思う。
自分が受け継いできたやり方
忍介が不登校になって、
親からいろいろ、あれこれ言われた。
(それが”忍介通信”を書くきっかけに
なったんだけど)
こう言ってはなんだけど、
やっぱり僕の親世代は
右肩上がりの時代に生きてきたし、
学校や会社の恩恵を受けてきた世代だ。
孫の不登校を受け入れるのは
相当難しかったと思う。
でもいろいろあって、
僕自身、不登校のことを
自分の考え方を劇的に変える
きっかけを作ってくれた
ギフトだと思えるようになった。
そして振り返ってみれば、
自分が親から受け継いできた
やり方や考え方には、
やっぱり良し悪しがあったと思う。
スクエアな視点で棚卸しする
自分の親のことを
悪くは言うのは気がひける。
でも自分が親から受け継いで
よかったもの、よくなかったところ、
それはスクエアな視点で
棚卸ししていいはずだし、むしろ
棚卸しした方がいいと思う。
僕に関して言えば
かなり自由にさせてもらったと思うし、
きちんと尊重してもらえた感はある。
でも一方で「学歴」だとか
「社会的に安定した地位」だとか、
そういったものへの刷り込みが
結構あったなあ、と今にして思う。
そしてそれは、長い間
きつく僕を縛っていた部分があった。
親子関係ver.2.0!
自分は自分で、子どもは子ども。
もちろん、大切だと思うことは
しっかり伝えていい。
でも価値観の押し付けや
刷り込みにはならないように
十分に注意していきたい。
ゴードンの「親業」を読みながら
思った次第です。
親業について詳しくはこちら→https://peraichi.com/landing_pages/view/pet0918beansnet
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