時々は意識したほうがいい

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コンサルタントは絶対に提案するな、
と教わったという話。

面白かった。

親業(Parent Effectiveness Training)
でも「命令」と「提案」は、避けるべき
「12のおきまりの型」に分類されている。
なので、腑に落ちる部分が多かった。

人は基本、
誰かに何かを言われて動くのではない。

自分がそうしたい、と思うから動く。

そして――。

個人的には最後の
「確証バイアス」の話が面白かった。

人は自分の欲求に基づいて、
自分の意見を裏付けるデータや
強化する情報をより求める、という話だ。

実のところ、今日の私たちは押し寄せる大量の情報を身に受けることで、かえって自分の考えを変えないようになってきている。

マウスをクリックするだけで、自分が信じたい情報を裏づけるデータが簡単に手に入るからだ。

ネットが日常になって
良くなったと思うことはいっぱいある。

でも逆に、
ネット以前のことを振り返るときに、
なんとも言葉にならない違和感もあった。
それをズバッと指摘してもらえた気分だ。

大量の情報を身につけることで、
かえって自分の考えを変えなくなっている。
なぜならマウスをクリックするだけで、
自分が信じたい情報を裏づけるデータが
簡単に手に入るからだ。

功罪の「罪」の部分は、これだなあと。

例えば僕のこの文章に
あなたが反論したいと感じた場合。

あなたの主張を裏付ける情報や証拠は
マウス一つクリックするだけで
山のように簡単に手に入る。

それが正しいものであれ、
そうでないものであれ、
的を射たものであれ、
ピント外れのものであれ。

良いとか悪いとか言いたいんじゃない。

でも、そういう世界に生きてることは、
時々意識したほうがいいと思った。

それとともに、、、

提案や命令や説教は、ことごとく
無駄だということも。

そもそも「誰かを動かそう」という、
その企み自体、
うまく行きっこない、ということも。

別にニヒルで言ってるわけじゃない。
時々は意識したほうがいい、という話です。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。