不登校は「解決すべき問題」か

不登校は解決すべき問題なのか
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インタビュー事例集第2号作成中

不登校をテーマにしたインタビュー事例集
第2号目を作っている。

取材時の音声をひたすら文字にする作業。
やっとそれが大詰めになってきた。

色んな人の色んな不登校がある。
捉え方もそれぞれだ。

今回も7人の方に取材に協力いただいた。
びーんずネットのFacebook
取材が終わるたびにご紹介している通り、
本当にみなさん様々だ。

それをできる限りそのまま、
ニュートラルに届けたい。
そう思って日々、作業をしている。

不登校、僕らの場合

そして作業をしているとやはり、
自分の経験や当時思っていたこと、
感じていたことを思い出すことも多い。

当初、僕は不登校を
「解決すべき問題」だと思っていた。

これは子どもの将来に大きく影響する
由々しき問題だ、と。
親が責任を持って解決すべき問題だと。

だから必死になって
忍介を学校に戻そうとした。

でも小学校三年生ながら、今思えば
忍介は徹底的にブレない男だった。笑

ターニングポイントになったのは

彼の前で派手な夫婦喧嘩もして、
翌朝、うちの奥さんに薦められて
『子どもを信じること』を読んだ。

読むのは辛く苦しかった。

でも、この本を読んだことで、そして
アイスクリーム療法を試したことで、
僕は大きく変わることができた。

当時はまだ頭が固かったから、
問題とか解決という言葉が出るのだけど、
自分の両親へのメールでこう書いた。

だから今は、こんな風に考えています。

  • 問題の解決を、再登校ではなく彼の自発的行動の確立に設定する
  • 長期戦を覚悟する
  •  解決の方策は説得でなく、彼を信じて我慢強く見守り、自発的に彼が動き始めるまで待つ
    (ただし必要と思われるサポートはもちろん惜しまない)

そうしようと思っています。

今にして思うのだけど、僕の場合は
ここがターニングポイントだった。

不登校はそういう「状態」なだけ

  • 問題の解決を、再登校ではなく彼の自発的行動の確立に設定する

再登校、という枠組みを外す。
不登校というものを受容する。

本当に子どもにとって何が一番大切なのか。
そこにフォーカスする――。

それが腑に落ちた時。

その時点で不登校は
「解決すべき問題」ではなくなる。

あくまでそういう「状態」なだけ。

ここが親にとってのキーポイントだと思う。

簡単じゃないけれど

こうやって書いてしまえば、まあ
それだけのことではあるのだけど、

言うほど簡単じゃないことも確かなことで。

大丈夫、きっとうまく行くよ、と信じて黙って見守る方が辛いです。いつになるかもわかりません。(略)
時間がかかると思います。簡単じゃないです。多分今の決意が揺らぐ時もあると思います。
だけど、どうか僕らが挫けそうな時は応援してください。
よろしくお願いします。

これが五年前に僕が思っていたことだ。

もしあなたが今
こういう思いでいるのだとしたら――

少しだけ先に子どもの不登校に接した
一人の親として、こう言いたい。

だいじょうぶ、マイ・フレンド。
あなたは一人じゃないですよ。

 

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2 件のコメント

  • 通えている方が問題で、解決への第一歩が不登校開始ということもありえますよね。
    不登校は(たとえば、自分を守るための)勇気のある行動だと思います。

    • ありがとうございます。先生のあの本には本当にたくさんの気づきをいただきました。大切なお守りのような気がしています。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在通信制高校1年生・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』を出版しています。