受験で大変、は時候の挨拶みたいなもの

ランニングをするようになって、
汗をかくのが日常になってからだ。
3週間に一回、散髪するようになった。

以前はそうではなかった。

20代の頃は一時期
マッシュルームヘアにしていて(本当)、
10年パスポートにもその髪型で写っていた。

おかげで後々30代になって、
別人なんじゃないか、と
よく入国審査の時に引っかかったりした。

そんなことはともかく。

床屋さんという貴重な情報源

TVを見ない僕にとって、床屋さんは
何気に大切な情報源だったりする。

特に忍介が不登校になって以降、
いわゆる”普通の学校のあれやこれや”
を知るのにとても役立っている。

例えば、最近の女子小学生は卒業式で
袴をはくことだとか(びっくりした)。

なにせ、学校というものに縁遠いので、
まったく知らなかった。

今回は床屋さんのお孫さんが
修学旅行に行った話をあれこれ聞いた。

これも知らなかったことなんだけど、
今や修学旅行って高二ではなく、
高一で行くのだそうで。

受験やなんかで大変だから、
時期が前倒しになっているのだとか。
(なるほど、しかし世知辛いねえ)

受験で大変はご挨拶

ふと思い出したように床屋さんが僕に聞く。

「そう言えばお子さん、今何年生ですか?」

忍介も小学校三年生で不登校になるまで、
ここで髪を切ってもらっていた。
逆に言えば不登校になって以降、
散髪というものに縁遠い。

今やライオン丸というか、
メドゥーサというか、
ブライアン・メイというか、
レゲエおじさんというか、笑

とにかく物凄い長髪の、
モジャモジャ天パー男だ。

「この春で中学三年です」

「ああ、じゃあ
今年は受験やなんかで大変ですねー」

そういう風に言われて改めて思った。

床屋さんに悪気はまったくない。
でも「中学三年は受験で大変」は
時候の挨拶みたいなものなんだなあ、と。

たぶん、条件反射に近いものなんだと思う。

団塊ジュニアが親になった今

思えば昭和から平成にかけて、
多くの人が高校や大学へ行く時代になった。

特に僕ら団塊ジュニア世代は
受験戦争だのなんだの、
何はともあれ進学が前提の世代だった。

そしてその受験戦争をくぐり抜けた
僕らが親になった。

いつしか子どもが受験して進学することは
社会全体のデフォルトになった。

それも、
今の子どもたちが感じる息苦しさや、
不登校の辛さの一つかも。

そんなこんなを思った。

ステレオタイプの価値観から自由になる

一度染み付いた価値観を変えるのは難しい。

でも、親世代の僕らが
ステレオタイプな価値観から自由になって、
子どもの人生を本当に
尊重できるようになれば、

そういう人の輪が少しずつでも広まれば、
いいのになぁ、きっと社会全体の風通しが
良くなるだろうなぁ、と思う。

さて、我が家のプチひきもこり。
懐かしのこんなフレーズが思い浮かぶ。

「とめてくれるな おっかさん
背中のイチョウが泣いている
男忍介 どこへ行く?」

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在通信制高校1年生・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』を出版しています。