ノビノビ、イキイキ育つだろうか?

ノビノビ、イキイキ育つだろうか
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そう言えば、と思い出したのだけど――。

10年くらい前に勤めていた会社では、
営業企画部という部署にいた。

販促企画や広報がメインなんだけど、
なぜだか社内研修、はては新卒採用まで
担当させられていた。
まったくもって、なんでも屋だった。

採用面接で出てくる言葉

その新卒採用。
会社説明会をやって、採用面接をやる。
数年間やってたので100人以上は面接した。

自己紹介してください、志望動機は?
と聞くと、揃いも揃って
こういう答えが出てきた。

「私は接着剤のような存在だと周りに
言われます。人と人を繋ぐのが得意で…」

「私はスルメのようだとよく言われます。
その理由は、噛めば噛むほど味が…」

練りに練った答えなのだろう。

でもそんな飾り立てた鎧みたいな言葉は
本当に面白くない。聞く立場からすると、
ちょっとバカにされている気がする。

だからそういう質問はやめることにした。

着席してもらった後、
例えばこんなふうに質問をしてみる。

「今日、ここへ来る電車やバスの中で、
なにか印象に残ったモノはありましたか?
それはなぜですか?」

「もしタイムマシンがあるとしたら、
どの時代の誰に会ってみたいですか?
それはなぜですか?」

冷静に考えてみれば、
そんなに難しい質問じゃないと思う。

でもそういう質問を採用面接ですると、
殆どの場合、彼らは見事にフリーズする。

「えーっと」「うーん」「あー」
「電車とバス、…ですよね?」

そう言って答えが出てこない。

中には困った挙句、
「私は周りからスルメのようだと…」
と始めるツワモノもいた。

学生に本当に元気がない

なんでそんなことを思い出したか、
というと、、、

自由創造ラボたんぽぽさん主催の講演会、
『最先端の教育とは〜多様なマナビのカタチ』
を昨日、聞きに行った。

サイエンス作家の竹内薫氏と
脳科学者の茂木健一郎氏による、
最先端の教育についての対談トーク講演会。

痛恨の大渋滞、30分遅れで着いたので
たぶん大事なことを聞き逃していると思う。

でも「日本の教育はこのままではマズイ」
という、お二人の危機感は伝わってきた。

「日本の学生はおとなしすぎる。
台湾にせよ韓国にせよアメリカにせよ、
海外の学生は本当に元気がある」

という茂木さんの言葉を聞いて、
冒頭の採用面接のことが
真っ先に頭に思い浮かんだ。

自分で考えないのは思考停止

竹内さんがおっしゃっていた
アメリカの赤信号の件も、個人的には
ピンポイントでドンピシャだった。

僕もこのブログで何度か
信号のことを書いているのだけど、、、

パリっ子は信号を守らない

2018.09.12

赤信号も行ってよし?

2019.01.21

信号も標識も横断歩道も、全部ナシ

2019.02.07

アメリカで赤信号を待つ。
でも見渡す限り、車が来る様子はない。

そのとき、近くにいた警察官が
竹内さんにこう声をかけてきたらしい。

「なんで渡らないの?
ここは今、車、ぜんぜん来ないよ」

赤信号を無視していい、という話じゃない。

でも完全に自分で安全だと確信できるなら、
ただ信号が赤だからというだけの理由で、
延々と待ち続ける必要なんてない。

警察官だってそう思っている。

「赤信号”だから渡らない”。
それは”思考停止”なんです」

と竹内さんはおっしゃっていた。
本当にその通りだと思う。

今の学校で果たして子どもたちは

規則を守る。
なにごとも間違いのないようにする。

そこにおいては優秀でも、それが
強すぎると思考停止につながりかねない。

自戒を込めて言うのだけど、
僕らはもっとノビノビと、イキイキと
生きていいと思う。

そして――。
子どもたちがそういうふうに育つように、
親も大人も社会も応援した方がいいと思う。

今の学校のままで、本当に子どもたちは
ノビノビ、イキイキ育つだろうか?

帰りの車の中で、
そんなことを自問した夜だった。

今日も、良い1日を!

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2 件のコメント

  • 私は、赤信号でも、車がいなかったら自分の
    判断で渡る方です。前は違ったのですが・
    今の学校は、本当に生きづらいと思います・。
    学習と学びが切り離され
    覚えて点数を競うだけの
    皆と比べ、競争に勝って良い点数を取るための
    学習が主な勉強です。学校で終わらないと宿題になります。
    救代をやらない子は、ダメな子、イケナイ子になります。
    学習は、ノルマになっています
    楽しくともなんともないのです。
    自分がやりたい、みんなと面白いテーマで話してみたい
    自分の好きなテーマで学びたい、
    それは、今の学校では難しことなのかもしれません。
    自分の判断で信号をわれたら。

    • 竹内さん、コメントありがとうございます。
      本当にお書きいただいた通りだと思います。
      子どもたちが自分の好きなテーマで、生き生きと学べるようになるようになれたらなあ、と思います。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在通信制高校1年生・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』を出版しています。