適切に休もうぜ!

適切に休もうぜ!
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もうかれこれ20年以上前のことだけど。

最初に入った会社は忙しかった。

残業は毎月69時間までしか数えなかったけど
それ以上の結構な時間、働いていた。

楽しくやれてるうちは良かったんだけど、
4年目になってどうにもこうにも
胸が苦しい状態が続くようになった。

ある日、思い切って休んだ。

でも布団ひっかぶっていても
仕事のことが頭から離れず、
周りに迷惑かけてる自分を責めた。

ちょうど98年の長野オリンピックで、
団体ジャンプの日本チームが
金メダルを取った頃だった。

その感動的な図をテレビで見るにつけ、
益々自分が情けなく思えてならなかった。

幸い、僕は辞めようという結論に
たどり着くことができた。

今思えば本当にそれは
「幸いなこと」だったと思う。

でも次も決めずにただ辞める、という僕を
「大人たち」はまったく理解しなかった。

退職届を出しても何週間も保留にされ、
送別会では順番にコンコンと説教された。

それは送別会なんかじゃなくて、
世の中舐めてる青二才金子の
甘さを指弾する会だった。

そんな、散々な目には会ったけど。

なんだかこの記事を読んで
思うところがすごくあった。

時間のある人はぜひ
全文を読んでもらいたいのだけど、、、

小中学校にも有給休暇のような
自主休講制度を導入しよう、という提案だ。

小見出しをピックアップしてみる。

  • 休み方を知らずに大人になった人間は、当然うまく休めない
  • 自分の意思で休息をとる練習をするべきだ
  • 「休んでも大丈夫だった」という経験は、未来を少し明るくなる
  • 休む権利を行使する「自主休講制度」を提案したい

特に次のくだり。

僕は本当に休み方を知らなかったなあ。
と、かつての嵐のような日々を
思い出しながら読んだ。

大人になったとき「自分が休んだらみんなに迷惑をかけてしまう……」と思い詰めなくてすむように。

学校は休めないもの、休んじゃいけないもの。
そうやって刷り込まれ続けてきたから、「学校に行くくらいなら……」と思い詰める子たちが増えてしまうし、大人になっても「仕事を休むことは悪なんだ」と苦しんでしまう。

だったらもう、小さい頃から、「自分の都合や状況を考えて適切に休もうぜ!」という方向にしてしまおう。というか、そうしてください。お願いします。

自分の都合や状況を考えて適切に休む。
それを小さいうちから学校で訓練する――。

賛成!!!

皆勤賞をありがたがるのをやめよう。
そして「大人」も背中でそれを見せよう。

そう思った。

今日も、良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。