本当の答え合わせは、何年も先のお楽しみ

 

 

 

カレンダーは8月27日。

我が家の大学生が異国の地へ旅立つ日まで、
本当にもうあと数日となった。

今から13年前。
ちょうど二学期が始まる今の季節だった。

「学校に行きたくない」

当時小学3年生だった息子が
そう口にするようになった。

当初、僕はそんなに深刻に捉えてなかった。

まあ、なんのかんの、
そのうち戻るだろうと。

実は小学校一年生の三学期にも
「行きたくない」と休んでた。

そのときは結局数週間休んで
また行くようになったのでね。

ちょっとタカを括ってたところもあった。

なにしろ繊細なタイプだしね。
でも休めばなんとかなるだろうと。

まさかその後小学校はおろか、
中学校にも一日も足を踏み入れないなんて、
夢にも思ってなかった。

でも行かなかった。
見事なまでに、たったの一日も。

そしてこれまたまったく想像できなかった。

13年経ったら哲学書を読みながら
ちいかわを愛でる、こんなに面白い
完全オーガニックな大学生に育つなんて!

いや、本当にわからない。

不登校の渦中にいるときは、
「これがギフトだ」なんて絶対に思えない。

そうですよね?

毎日がただただ苦しい。

でも自分の古い価値観を手放して、
手出し口出しをやめたその先には。

腹を括ってしっかり受け止めたその先には。

「ああ、あの時無理に
レールに戻さなくてよかったね」

そうやって笑って、
過去の答え合わせができる日がきっと来る。

それは親の想像をはるかに超える
スケールだったりすることもある。

もちろん、これはあくまでも
僕らの場合の1事例にすぎない。

あなたのお子さんもこうなります。
そんな保証は一切できかねます。

でもね、こう考えてみませんか?

本当の答え合わせは、
何年も先のお楽しみなんだと。

だから今は焦らず、目の前の
タワタワした日常をひたすらに
せいいっぱい、楽しく生きてみる。

「でも、どうしても辛いんです」

そうですよね。わかります。

苦しいときは「つながり」を。

身近に地域の親の会があればそちらに、
あるいはびーんずネットの散歩会に
ぜひ足を運んでください。

見通しが持てないときは「情報」を。

びーんずネットの書籍を読んでください。

情報とつながり、大事です。

今日も良い一日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在21歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。