蝉ファイナルからの戒め

 

 

 

もう「蝉ファイナル」がいるよ。

あ、蝉ファイナルって
転がってると思ったら急に飛びあがる、
あの恐怖のセミ爆弾のことです。

さっきベランダのドアを開けたら
その音でいきなりジタバタしてる。

まったく。心臓に悪い。
急に大騒ぎするからびっくりするじゃんよ。

でもって見てると無理に狭い場所で
柵を越えようと飛び上がるんだけど、

哀しいかな。

柵の高さを超える飛翔力はもう奴にはない。

僕はそれを切なく見守るだけだ。

でも換気の時間はもう終えたい。
ドアを閉めてクーラーかけたい。

けれど、奴がまた騒いで
うっかり室内に入られても困る。

葛藤。

って僕が葛藤しててもしょうがないよね。

今、恐る恐る見てみたらくだんのアイツ、
柵の隙間に体を入れて、ソロリソロリと
なんと向こう側に出て行こうとしている。

なんだ、どうした?
やればできるじゃん。

今や彼は晴れて柵の向こう側に
張り付いている。

何が言いたいか?

力任せに柵を越えようとするから
蝉ファイナルになっちまうんだよね。

これ、我々もまさに同じじゃないだろうか?

力任せに飛び上がらない。

冷静になる。

体を入れられる隙間があれば、
ゆっくりそこに活路を見出す。

こうして書いてしまえば単純なことだ。
でもにんげん、なかなかこれができない。

なぜか?

「親だもの(金子純一)」

子どもが可愛いからなんだよね。

ひとえに愛情がなせる技だ。

だって他人の子なら関係ないものね。
学校行こうが行かなかろうが。

そうですよね?

ということで――。

蝉ファイナルからの戒めなんでした。

いやー、絶賛、蝉の鳴き声の朝だ。

そして絶好の封入作業日和だ。
(ナニソレ?笑)

ミーンミンミンミンミンミンミー♪

今日も良い一日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在21歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。