今振り返って思うのは

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今振り返って思うのは、、、

息子が小学3年生で不登校になったとき、
僕は本当に情報を持っていなかった。

不登校について、なんにも知らなかった。

息子の通う小学校では5年生に一人、
不登校の子がいる、とは知っていた。

校長先生と面談したときに聞いたのかな?
はっきりとは覚えていないのだけど……。

でもまさか自分の子が2人目になる、
とは思わなかった。
まさに青天の霹靂だった。

今振り返って思うのは、、、

もっと情報を集めればよかった。
不登校について、なんにも調べなかった。

確かに当時は今ほど情報もなかった。

顔や本名を出して不登校の支援活動を
している人だって、僕の記憶では
8年前はほぼ皆無だった気がする。

今と違って不登校のことや夏休み明けの
自死がニュースになることもなかった。
(2015年くらいが潮目だった気がする)

いや、それも情報を集めてなかったから、
触れられなかっただけなのかもしれない。

いずれにしても、田中茂樹先生の
『子どもを信じること』を読むまで、
まったくの我流というか、
自分の思い込みだけで息子に接していた。

今振り返って思うのは、、、

やっぱり不登校の
「その先」の情報に接したかった。

不登校新聞10月15日号の
「不登校になったら気になる10の質問」
の最後で、息子が中1で不登校になった
高原元子さん(仮名)が

「不登校の親の会」

が心のよりどころになった、
と話しているのだけど、この部分は
読んで本当にそうだなああ、と思った。

親の会には不登校だった子たちが来て、お話をしてくれるのですが、彼らの言葉を聞けたこともすごく大きかったと思います。息子はまだまだ闇のなかにいる状況ですが、「不登校になっても大丈夫なんだ」と、思えるようになりました。

僕は当時、不登校の親の会へ行かなかった。
親の会へ行く、という発想自体がなかった。

でも不登校だった人の言葉が聞けるものなら
ぜひ聞いてみたかった。

いや、本当に。

だから今、遅ればせながらこうして
不登校のインタビュー事例集を作っている。

近くに不登校の親の会がない人、
一人孤独に悩んでいる人もいると思う。

そんな人にはぜひ、届いてほしい。

不登校を経験した人たちの、当時と
その先がギュッと詰まった冊子です。

よろしければ手にとってみてください。
https://peraichi.com/landing_pages/view/behind-the-clouds

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。