時代はちゃんと変わるんです

 

 

 

以前、男の日傘は

「気持ち悪い」

と検索される種類のものだった。

「男 日傘 気持ち悪い」と検索したあなたへ

2019.06.04

初期のこのブログは一番、
「男の日傘」で検索されて読まれていた。

「不登校」で読まれてたんじゃないです。

「男の日傘」

で一番読まれてた時代があったんです。

信じられますか?

純ちゃんが日傘を差し始めたのは12年前、
2014年のことだった。

ちょうど不登校を認めて受け入れた年だ。

当時は誰一人、男は日傘を差してなかった。

日傘に感動して会社の朝礼でその効果を
同僚諸君に力説したことがあった。

「金子さん。男が日傘、ですか?」

後輩男子のその問いかけには
完全に揶揄のニュアンスがあった。

他のみんなも鼻で笑っているように見えた。

思えばあれはかなりの屈辱だった。

「あのね、男の日傘はナシよ」

年配の女性に面と向かって
そう言われたこともあったな……。

僕が日傘を差して通りを歩いていると、
振り返って二度見してくる人さえいた。

男の日傘?

なにを女々しいことを?

この10年、そんな社会全体の
無言の偏見を一身に浴びてきた。

でも俺はめげなかった。
(えらいぞジュンイチ)

毎年黙々と夏になると毎日日傘を差した。

このブログで日傘の素晴らしさを
切々と訴え続けてきた。

風向きが変わったのは数年前くらいからだ。

突然、男性の日傘が急激に増えた。

体感だけど、今はもう朝の通勤時は
2割から多ければ3割くらいの男性が
日傘を差しているイメージだ。
(そうですよね?)

何が言いたいか?

時代はちゃんと変わるんです。
(はい、純ちゃんの完全勝利)

いや、本当に誰も差してなかったんだよ、
男性は。まったく。日傘なんて。

たった12年前、いや、
なんならコロナ禍前くらいまでは。

その証拠に7年前のアンケートでは

「彼氏が日傘を差すのはイヤだ」

という回答は実に7割を超えていた↓↓↓

自分の場合は嫌だし、困る

2019.08.04

さて。日傘の話はこれくらいにして。

「男子の日傘」

に対して「不登校」はなかなか変わらない。

変わらないよね。

むしろどんどん増えて、不登校の数は
毎年毎年過去最高を更新している。

不登校が増えること自体は問題じゃない。

ぜんぜん問題じゃない。

本当に問題なのは――。

たかが不登校であることだけが原因で
深く傷つく親子がいまだに大勢いることだ。

不登校でも大丈夫。
まったく問題ない。

それを口で言うだけじゃダメだ。

不登校でも不利益を被ることはない。
学校行くこと=学歴が人生を決めない。

誰もがしっかりそう実感できる、
そういう世の中にならなくちゃダメだ。

仕組みもだし、全体の空気も、何もかも。

もちろん、一介の不登校児の父親だった
僕にできることは少ない。

大きな仕事はその道の専門家に任せる。

でもそんな俺にも
ささやかながらできることはある。

例えば、好奇の視線にさらされながらも、
ブレずに日傘を差し続けることならできる。

例えば、「不登校でも大丈夫な事例」を
取材して出版し続けることならできる。

確かに僕にできることは小さい。

でもできることがゼロなわけでもない。

ということでこの広い世界の片隅で
アカネ&ジュンイチは本を作り続ける。

取材してまわる。日本全国散歩会へ赴く。

さあ行け、びーんずネット!

今日も元気に、日傘でご安全に、
そして良い一日を!

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在21歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。