明日の自分に任せてみる

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遥香さん(仮名)は、小さい頃から
おとなしく几帳面だった。

友達と遊ぶよりも
一人でいることが好きな子だった。

勉強も熱心で、成績は常にトップクラス。
高校は全日制の進学校に入学した。

ただ高校一年のGW明けから
朝になると体調がおかしくなった。

明日、同級生と話ができるだろうか?
みんなから無視されないだろうか?
宿題忘れてない?
授業で当てられたら答えられる?

不安が頭に浮かんで一睡もできない。
朝になると頭痛やめまい、吐き気が起きる。

不登校になった。

「出席が足りず進級は難しい」

学校にそう告げられ
通信制高校に移ることにした。

でも彼女にはそこがすごく合っていた。

という話だった。

なぜ合っていたのかというと――。

遥香さんは細かなことが心配になりやすい傾向があり、全日制高校に通うことが難しくなりました。

通信制高校に移ってからの遥香さんは、登校前日の心配ごとに対して、「明日のことは明日の自分が解決してくれる」と考えるようになり、前日に必要以上に心配することをやめ、高校も無事に卒業しました。

明日は現在の延長線上にあるのではなく、いろいろな可能性があり、良いことが思いがけず起きることもあります。精神的に追い詰められた際に考えてしまう明日とは、過去の複製でしかなく、不安に満ちたものになりやすいのではないでしょうか。

遥香さんが、明日の自分に任せようと考えることができたのは、通信制高校に移って勉強の負担が軽くなったことが深く関係しています。精神的な余裕が生まれることで、今まで思いつかなかった見方ができるようになったわけです。

何が言いたいか?

「通信制高校ばんざい!」

ということが言いたい訳じゃない。

そうではなく――。

「明日のことは明日の自分に任せる」

これ、本当に大事だなあと。

今日がダメなら明日もダメかも、
とつい人は考えがちだ。
そうして精神的に追い詰められてしまう。

明日は過去の複製ではない。
思いがけず良いことが起きる可能性もある。

何より明日の自分に任せてみる。

うん、この発想いいな。

ということで明日の純ちゃん、
もろもろ任せたので夜露死苦ね。

え?
単なる問題の先送りじゃないかって?

それもまた、アリなんじゃないかと。

ときには自分を許しましょ。

純ちゃん放っておくとすぐ
ガチっとなりがちだから。

ゆるっと。ゆるっとね。

ちょっと休めばええねん
フッと笑えばええねん
それでええねん
それでええねん♪

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。