見えないゴールなんて探さなくていい

 

 

 

 

「趣味はランニングで、年に二回
フルマラソンを走ってます」

そう言うと大抵の人は驚く。

「えっ? フルマラソンですか?
金子さんすごいですね」と。

いや、別にすごくないんだけどね。

一度走ってしまいさえすれば。

でも確かに僕も実際に走るまでは、
フルマラソンを走るってすごいと思ってた。

なぜか?

要するに、、、

42kmという距離を走ることの
イメージができないんだよね。

距離だけなら調べてみればいい。

例えば東京の日本橋を起点にすれば、
八王子や町田、戸塚くらいまで。

箱根駅伝で言えば2区間ぶんくらい。

それが42kmという距離だ。

これは誰でもイメージできる。

でもそれを、自分の2本の脚で走ること。

そのことがイメージできない。

中央線に乗らずに、走って八王子まで?
小田急に乗らずに、走って町田まで?
京浜東北乗らずに、走って戸塚まで?

「え? マジ、ですか……」

イメージできないから「すごい」となる。

そうですよね?

イメージできない=怖いにもなる。

そして例によって例のごとく、
このブログの得意芸!

話は急転直下の展開を見せる。

実はこれ、不登校も同じなんだよね。

「いつまで見守ってればいいんですか?」

それは単純に距離や時間ではかれない。

子ども一人ひとり、
それぞれタイミングが違うから。

早い子なら数か月で回復して
自分の歩みを始める子もいる。

でもうちの場合のように
もう10年単位になることもある。

ゴールがどこにあるのか?

それは誰にもわからない。

ゴールまでの距離も所要時間も
まるでイメージできない。

そもそも本当にゴールあるの?

そういう世界だ。

イメージできないからキツいんだよね。

不登校の見守りは、言うなれば
ゴールの見えないマラソンだ。

だからね。

まるっきり想像すらできないんだからね。

答えは非常にシンプルなんです。

もう手放すしかないんです。

見えないゴールなんて、
そもそも探さなくていいんです。

ある意味もう今日がゴールなんです。

北斗の拳のケンシロウじゃないけど、
「お前はもう◯んでいる」

じゃなかった、

「あなたはもうすでにゴールしている」

この不安定な日常を生き続ける。
この不安定な日常のままをいつくしむ。

そして足元のごくごく小さな勝利だけを
コツコツと拾い集めていく。

もう先は見ない。足元だけを見る。

とにかく右足と左足を交互に出す。
ただただ前に走っていく。
息は切らさない。淡々と前にのみ進む。

ああ、すごいよ。みんな、英雄だよ。

不登校の親ばんざい。VIVA不登校。

はるか長い道のりを走り続ける君に
幸せあれだ。

「でもツライのよ。この毎日が……」

わかります。やっぱキツいですよね?

だからホラ、あの例のアフリカの
有名なことわざですよ、マイフレンド。

「早く行きたければ一人で進め。
遠くまで行きたければみんなで進め」

42kmをはるかにこえる、
先の見えない長丁場。

いやもう、超ウルトラマラソンだ。

なのでみんなで手を取り合って進みましょ。

一人きりで孤独に道を急ぐのではなく!

はい、次の散歩会とセミナーの
申し込みURL貼っておきますネ。笑

みんなで進みましょう。

お申し込みお待ちしています。

今日も良い一日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在21歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。