時は、流れる。

デモクラティックスクール最後の日

忍介の通うデモクラティックスクールで
昨日は謝恩会があった。

今期限りでスクールを辞める忍介。

文字通り、スクールでの最後の日だから
親子3人で挨拶に、と誘ったのだけど、
案の定、忍介は行かないとのことだった。

なので夫婦で行った。

スクールは住宅街の一軒家にある。

いつもながらの明るく楽しい雰囲気。
本当にここの子たちの醸す雰囲気は
いいなあと思う。生き生きしている。

そして思った。

ああ、もうここに忍介がいる図は
見られないのか、と。
ちょっぴり感傷的になった。

山あり谷ありで人生は続く

5年前。

僕なんか生きていてもしょうがない、
と家に引きこもっていた、
小学三年生の忍介。

彼が家から出るきっかけになったのが、
このデモクラティックスクールだった。

初めてここを見学に来た日のことを
しみじみ思い出した。

過激なくらいにデモクラティック|忍介通信10(不登校122日目)

2018.03.01

時は、流れる。

4月になれば忍介は正真正銘、
無所属の14歳だ。
中学校に行かない中学三年生だ。

厳密に言えば、地元の中学校に籍はある。
でも、そこは彼のための場所じゃない。

この先どうなるんだろう?とは思うし、
まったく心配ない、と言えば嘘になる。

人生、山あり谷ありだ。

あなたは子どもが本当に好きですか?

そんな中ーー。

去年受けた親業訓練一般講座で
自分が書いた宿題を読み返した。

半年くらい前に書いたものなのだけど、
我ながらちょっといいな、
と思ったので、備忘録までここで披露。

「あなたは子どもが本当に好きですか」
という問いに対する回答だ。

はい。好きだと思います。
ただ子どもであれば誰でも、ではありません。私は自分の息子が好きです。
彼はとても良い資質を持っています。

・正直である(ウソをつかない)
・勇敢である(自分はちがう、とハッキリ言える)
・約束を守る(他人を大切にする)
・悪口を言わない(人の名誉を守る)

そんな彼が好きだし、尊敬しています。

思えば子どもは本来、そういう資質を持っていると思います。
ただ私を含めて多くの子ども(や大人)は、成長するにつれ、良い資質を少しずつすり減らしてしまっています。
息子は13歳ですが、良い資質をすり減らしていないように思います。
そういう彼が好きです。

そして
「どういう子どもに
育って欲しいと思いますか」
という問いに対しての答えはこうだ。

前述の通り、良い資質をすり減らさないで育ってほしい。
人生を目一杯楽しんでほしい。
死ぬときに「生まれてきてよかったぜ」と思える人生を送ってほしい。

もちろん、本人には言わない。

でもそう願わずにはいられない。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。