デモクラティックスクール最後の日
忍介の通うデモクラティックスクールで
昨日は謝恩会があった。
今期限りでスクールを辞める忍介。
文字通り、スクールでの最後の日だから
親子3人で挨拶に、と誘ったのだけど、
案の定、忍介は行かないとのことだった。
なので夫婦で行った。
スクールは住宅街の一軒家にある。
いつもながらの明るく楽しい雰囲気。
本当にここの子たちの醸す雰囲気は
いいなあと思う。生き生きしている。
そして思った。
ああ、もうここに忍介がいる図は
見られないのか、と。
ちょっぴり感傷的になった。
山あり谷ありで人生は続く
5年前。
僕なんか生きていてもしょうがない、
と家に引きこもっていた、
小学三年生の忍介。
彼が家から出るきっかけになったのが、
このデモクラティックスクールだった。
初めてここを見学に来た日のことを
しみじみ思い出した。
時は、流れる。
4月になれば忍介は正真正銘、
無所属の14歳だ。
中学校に行かない中学三年生だ。
厳密に言えば、地元の中学校に籍はある。
でも、そこは彼のための場所じゃない。
この先どうなるんだろう?とは思うし、
まったく心配ない、と言えば嘘になる。
人生、山あり谷ありだ。
あなたは子どもが本当に好きですか?
そんな中ーー。
去年受けた親業訓練一般講座で
自分が書いた宿題を読み返した。
半年くらい前に書いたものなのだけど、
我ながらちょっといいな、
と思ったので、備忘録までここで披露。
「あなたは子どもが本当に好きですか」
という問いに対する回答だ。
はい。好きだと思います。
ただ子どもであれば誰でも、ではありません。私は自分の息子が好きです。
彼はとても良い資質を持っています。・正直である(ウソをつかない)
・勇敢である(自分はちがう、とハッキリ言える)
・約束を守る(他人を大切にする)
・悪口を言わない(人の名誉を守る)そんな彼が好きだし、尊敬しています。
思えば子どもは本来、そういう資質を持っていると思います。
ただ私を含めて多くの子ども(や大人)は、成長するにつれ、良い資質を少しずつすり減らしてしまっています。
息子は13歳ですが、良い資質をすり減らしていないように思います。
そういう彼が好きです。
そして
「どういう子どもに
育って欲しいと思いますか」
という問いに対しての答えはこうだ。
前述の通り、良い資質をすり減らさないで育ってほしい。
人生を目一杯楽しんでほしい。
死ぬときに「生まれてきてよかったぜ」と思える人生を送ってほしい。
もちろん、本人には言わない。
でもそう願わずにはいられない。
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