毎度ながら鴻上さんの人生相談は最高だ。
あれこれ言うのも野暮なので、
ご興味ある方はぜひ全文を。
ひとつ、今回の回答の中で僕がつくづく
「そうだよなあ」と思ったのは、
日本人は「世間」に遠慮して自分の幸福を語らないのが規範
という部分だった。
どういうことか?
例えばあなたが有給をとって旅行に行く。
そして職場でお土産を配る。
そこで
「ものすごく楽しかったです!」
と、あなたは明るく言わない。
多くの場合こう言う。
「いやあ、疲れました」
「天気が悪くて」
「渋滞がひどくて」
などなど。
「自分だけがいい目を見たんじゃないですからね。休暇先でちゃんとひどい目にあってますからね。私を責めないで下さいね」と予防線を張る事が、「世間」を生きる知恵でしたからね。
でも、少しずつ、「すっごく楽しかったです!」と胸を張って言う人が増えてきて、それに「良かったねえ」「リフレッシュできたね」と返せる人も増えてきたと思います。(もちろん、職場がブラックだとなかなか言えないんですよね。みんな苦労しているのに、なんでお前だけと、身近な“敵”を作って発散したくなりますからね)ですから、僕も自分がどんなに忙しくても、休暇を楽しんだ人に対してちゃんと「良かったねえ」と言える人間であり続けたいと思っています。だって、楽しかったことを楽しいと言える方が精神衛生上、はるかに健全だと思いますからね。
すごくよくわかるなあと思った。
そして例によっていきなり話は
思い切り飛ぶのだけど、コレ
学校も同じ図式なんじゃないだろうか?
「学校休んでたんだけどさ、
すっげー楽しかった。最高だった」
↓
「そう、それは良かったねー」
とは、ならないことが多い。
そう思いませんか?
「すっげー楽しかった。最高だった」
↓
「良かったね。リフレッシュできたね」
常にそう言える人間であり続けたい――。
これは別に職場に限らずで。
大切なことだよなと思う次第。
今日も良い一日を。
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