押し付けてきたと認めるのはキツかった

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無理に学校に行かせるのはよくない。

それはわかっている。

ただ、だからと言ってこのまま
ずっと家にいるのは、果たしてどうなのか。

だから学校に戻れるようになるために、
励ましやアドバイスは適宜してきた。

それでも子どもはまったく動かない。

何度か午後半休を取って、
妻と学校に行って先生方と面談した。

でもどうも話が噛み合わない。

どうすれば解決するのか?
答えはどこにあるのか?

悶々とする中、夫婦喧嘩も派手にした。

その後、妻からある本を手渡されたので
会社の昼休みの間に読み進めてみた。

医師で臨床心理士の田中茂樹さんが書いた
『子どもを信じること』という本だ。

読んでみて気づいた。

自分が子どもに「アドバイス」
として伝えていた言葉。

それは実は自分の価値観をマイルドに
押し付けてきたものだった。

そしてここが一番キモのところで、、、

そう認めることは、
親としてのこれまでの自分を
ぜんぶ否定されているような気がして、
結構キツかった――。

というのは、まさに10年前の僕の話だ。

でもびーんずネットの本を読んで
全く同じような感想を下さった方がいて。

こんなに状況や心境が似るものなのかと、
少なからず驚くと同時に嬉しくなった。

確かにキツイですよね。
めちゃくちゃわかります。

でもそこに気づけたことは、
実はとても良いことで。

苦しいけど認める。向き合う。

認められない人、多いんだよね。
あれこれ見聞きするに、特に男性は。

仕事バリバリの人ほど、
認められないし、そもそも気づけない。
不思議なほどに。

ただ、気づいて認めるのも正直キツイ。

でも大丈夫、それでいいんです。

長い目で見れば必ず良い方向に向かうから。

そう思って読ませていただきました。
(率直にありがとうございます)

今日も良い1日を。

P.S.
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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。