学校と会社
まったく悪気がないのはわかるけど、
あんまりされたくない質問がある。
子どもが平日昼間に街にいると、
大人は何気なくこう聞く。
「今日、学校は?お休み?」
同じく、成人男子が平日昼間に街にいると、
みんな何気なくこう聞く。
「今日、仕事お休みですか?」
あのですね、
そうじゃない人もいるんですよ。
世の中学校と会社だけじゃないんです。
僕はもう慣れた。
でも忍介はやっぱり嫌なんだと思う。
長髪を隠す
例えば床屋さんにしても美容院にしても、
この手の質問(学校は?何年生?部活は?)
は時候の挨拶みたいに、たぶん飛んでくる。
それが嫌なんだろう。
不登校になって以降5年間、
数えるほどしか髪を切っていない。
今やライオン丸というか、
メドゥーサというか、
ブライアン・メイというか、
レゲエおじさんというか、笑
とにかく物凄い長髪の、
モジャモジャ天パーだ。
でもどこかで切りたい思いも
少しあるんだと思う。
例えば一昨日のフリースクールの
見学のとき、帽子をかぶって、
その上からフードもかぶっていた。
要は、長髪を見せないようにしていた。
隠したいみたいだった。
「話しかけない」という需要
あれやこれや、聞いてこない・話しかけない
床屋さん美容師さん。
しかも家まで髪を切りに来てくれる人。
そういう需要って、学校が苦手な子たちには
結構あるんじゃないか。
そんな話をしていて、そんな子達向けに
何かできたらなあ、なんて
うっすら思っていたりする。
具体的にはぜんぜんなっていませんが…。
「うちの子もそうだ」
とか、
「そういうことやってる人がいる」
とか、
「こういうことがあればいいのに」
とか、
もし学校が苦手な子の散髪で、
同じような思いや情報をお持ちの方は、
ぜひ教えてください。
記事を読んで何か感じることがあれば、ぜひコメント欄にご意見やご感想をお寄せください。
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なにをかくそう、私も床屋さんで話をするのが気が重いので
学生時代に通っていた店まで電車で1時間以上かけて行ってましたが、もうその店がなくなってから15年ぐらいは、自分でバリカンで丸刈りです。
話さなくていい床屋さんがあれば行くかもしれません。
そうですか。自分で刈っていらっしゃるのですね。すごい。
今の床屋さんに通って長いので慣れましたが、新しいところへ行く、となると僕も物凄く気が重いです。
「話さなくていい床屋さん」というのは、意外に需要が大きいかも知れませんね。