全部バツにされ続けた心の傷

今日は備忘録として。

三月でデモクラティックスクールをやめて、
無所属の在宅中学生となった忍介14歳。

お友達が通うフリースクールに
興味があるという。

という次第で昨日、2週間ぶりに出陣。笑
彼の見学に付き添いで行った。

興味はあるけど、勉強がなぁ

諸々、通信制高校のことやら
勉強のことやら、何やら。

世事に疎い父と子だけど、
一通り聞いて、まあ概略はわかった。

終わって二人でランチを食べる。
どうだった?と聞く。

まあ興味はあるけど、勉強がなぁ。
勉強にも興味はあるけど、ちょっとね。

おそらくだけど、14歳にして
もう一度小学校4年生からやり直すことへの
抵抗があるのだろう。

そりゃあそうだ。
5年間、ほぼ何もしてこなかったから、
なかなか一歩を踏み出すのは大変だと思う。

算数にこだわっていた理由

でも話を聞くうちにわかったこともあって。

彼はことさらに算数にこだわっていて、
いまだに筆算の割り算と格闘してたりする。

そんなの計算機を使えばいいんだよ、
と僕はついつい言ってしまうのだけど、
それはさておき。

なぜ算数にこだわっているのかがわかった。

字を書くのが苦手だから算数以外の教科、
とくに国語は自分はまるでダメなんだ、と。

だから算数をやるしかない。
自分は国語がぜんぜんできないから――。

忍介には書字の学習障害がある。

読めるけど、書くのが極端に苦手。
漢字ドリルを全部バツにされたことも、
学校が嫌いになったひとつの要因だ。

そうだったのか。

そんなに自分は国語が
ダメだと思っていたのか。

字が書けないから、という
ただそれだけの理由で…。

今更だけど、小学校三年生のとき、
漢字ドリルを全部バツにされ続けた
彼の心の傷のことを思うと切なくなった。

書くのが国語の本質じゃない

ここからは例によって例のごとく。笑

おせっかいでついつい
言いすぎてしまったのだけど、、、

忍介が漢字ドリルを全部バツにされた
5年前ならいざ知らず、最近では
字を読むのや書くことが苦手な子は、
タブレットを使うことも
認められるようになってきている。

さっきのスクールでも作文書くのに
PC使ってもいいって言ってたよね?

だいたいさ、ゲームで出てくる
寄鷹やら怨嗟やら、あんなに難しい漢字も
忍介いっぱい読めてるじゃん。
あれ読めない大人なんてゴマンといるぜ。
意味だって全部理解してんじゃん。
物語作るのだって忍介上手じゃん。

それって国語の才能だよ。

書く、というのは
国語という教科の本質じゃない。

お父さんは中学二年生の数学は
今も解けない。数学を今でも呪っている。

でも問題なく生きてる。

むしろ国語や歴史の方がぜんぜん楽しい。
そんな風に忍介にも思ってもらえたら、
と心から思うよ。

ついつい、

そう!ついつい、なのだ。
言ってしまった。

コレ、価値観の押し付けだったなあ、
と反省している次第。

でも、、、

へえ、そうなんだ。
ちょっと国語の見方が変わったよ、
と最後に彼がポロっと言ったのは
嬉しかった。

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2 件のコメント

  • でも、、、
    へえ、そうなんだ。
    ちょっと国語の見方が変わったよ、
    と最後に彼がポロっと言ったのは
    嬉しかった。

    ー>ここがいいですね。日頃の関係のたまものでもあると思いますよ!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在通信制高校1年生・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』を出版しています。