治る火傷も治りにくくなる

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不登校日記|僕らの場合」は
5年前、息子の不登校に悩む間
僕が両親に宛てたメールをまとめたものだ。

前にも書いたことだけど、

不登校も引きこもりも「状態」なだけ

2019.02.16

本当にその意味を理解する必要がある

2019.06.07

改めて今、自分が書いた文章を振り返る時、
大きく二つの偏見があったと思っている。

ひとつは不登校は怠けという偏見。

もうひとつは、ひきこもりは
コミュニケーションに問題あり、
という偏見だ。

はっきり言ってこの辺りの記述は
こっそり直してしまいたいのが本音だ。

でもあえて、当時書いたそのまんま、
一言一句変えていない。

息子の不登校という事態に対して
何をどう思ったか、リアルな心境を残したい
ということに加えて、
自分への戒めという部分もある。

さて。ここで本題。

8月1日号の不登校新聞を読んだ。

いつもながら、共感するところ、
気づかされることがいっぱいあるのだけど、
今日はこの部分を紹介したい。

不登校コラム 子の気持ち親の思い
ひきこもりの子を持つ母の本音
もしかしてうちの子も…

せきかわ・ゆうこさんという方が
書かれたコラムだ。

長男が家から出られなくなった。

親として何かを画策すればするほど、
息子は自信を失い、
家に閉じこもるようになった。

親の会に参加するようになって、
不安な気持ちを話したり、他の人の話を
聞いたりするうちに、心が落ち着いてくる。

そして、多くの話に触れる中で
せきかわさんはあることに気がつく。

ひきこもっている子ども本人に、理解者がいるか否かで、事態はまったく変わっていくということです。

そしてこう書く。

私たちは火傷をしたとき、清潔な傷パッドで傷口をしっかりおおって、新しい真皮ができるまで待ちます。その間にガマンできずに外界に何度もさらすと、新しい皮が育つことができず、治る火傷も治りにくくなります。
子どもや若者が何らかの形で傷ついたりした場合も安全にこもることによって、外へ踏み出していけます。

この例えは、実にいい得て妙というか、
僕にはとてもしっくり来るものだった。

  • 清潔な傷パッドで傷口をしっかりおおう
  • ガマンできずに外界にさらすと治るものも治りにくくなる
  • 安全にこもることで外へ踏み出していける

きっとその通りなんだろうと思う。

最後に、一面のコラム
「かがり火」のこの一節も響いた。

死にたいくらいなら、ひきこもれと大きな声で伝えたい。ひきこもることは命を守る大事な選択肢のひとつ。周囲もひきこもることへの理解をしてほしい。心が落ち着いてくれば、その後のことはまた考えればいい。

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2 件のコメント

  • 金子さま

    堀江由布子と申します。一昨年親業訓練インストラクターの資格を取得してから当時中二の三男が不登校になりました。今は高校生となりました。家族の問題、使う言葉の難しさ、共感の本当の意味、様々考えること、体験することが出来た貴重な体験でした。
    「火傷」の記述にはっとした自分がいました。
    以前受講した上級講座の中で「私は◯◯です」と言う自分を説明することばを出しましょうというワークショップで、私は「私はバンドエイドです」と答えました。傷が癒えるまで覆っているイメージでした。
    息子が不登校の時にはそんな言葉は忘れていました。

    今息子は中学から高校へ進学するときに環境を変えることを望みました。彼なりの葛藤がまだあるようです。
    「覚悟を持って見守ること」を心に毎日を確かに生きていきたいと思います。

    • 堀江さん、コメントありがとうございます。
      ご自分を表す言葉として、傷を覆うバンドエイドのイメージが出たのですね。そのことを堀江さんが思い起こすきっかけになれて嬉しいです。
      つれづれ、テーマも内容も多方面なブログですが、またよろしければぜひお読みになってみてください。
      重ねて、コメントいただきありがとうございました。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在通信制高校1年生・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』を出版しています。