懐かしい感覚

 

 

シャンプーを洗い流したとき、
なんかすごく変な感触ではあった。

シャワー止めて鏡を見て驚いた。

頭の毛の上側、左半分ごっそり無い!!!

左側だけ侍みたいになっちゃってる。

おでこが後ろまで突き抜けていて、
耳の上の部分だけいわゆる
バーコードおじさんのように残ってる。

左半分だけ完全にサザエさんの波平状態。

「いや、ちょっ……」

なんでいきなりこんなに抜けちゃった?

慌ててうちの奥さんに見てもらう。

「いや、信じられないんだけどさ、
いきなりこんな抜けちゃったんだよ」

「あらぁ、そうなんだ……」

と彼女もかける声がない。

ただ右半分はまだ完全に無傷なのだ。
まったくの黒々で、フサフサしてる。

左半分の上部だけ、侍にして磯野波平。
これで人前に出るのは中々の覚悟が必要だ。

どうする、ジュンイチ?

頭に手を当ててみる。

我ながら実に綺麗な地肌だ。

日焼けしてない分、かなり白い。
そして照明に反射してツヤツヤと光ってる。

「これでやっていくしかないのかな……」

と思ったときに、目が覚めた。

もちろん、目が覚めて最初にしたのは
頭に手を当てることだった。

念のためすぐに洗面台にも向かう。

「夢で良かった」

の・だ・け・れ・ど。

「これでやっていくしかないのかな……」

と最後にちょっと淋しく思った、
その感情はどこか懐かしいものでもあった。

どう懐かしいか?

思い出した。子どもの不登校のことだ。

あれやこれや、押したり引いたり、
ずっとジタバタし続けていて。

それでもどうしても学校行けない。

認めたくはない。受け入れ難い。
でも現実はもうどうしようもない。

「これでやっていくしかないのかな……」

と確かにあのとき、思ったよなあと。

全然まだしっくりはしない。

でも勇気出して諦めて受け入れる第一歩を
おずおずと踏み出してみようとした感じ。

薄毛の話と不登校を一緒にするなって?

いや、確かに不謹慎かもしれない。

でも懐かしい感覚だったのは確かなんです。

なのでこうして記録として書き残しておく。

今日も良い1日を。

P.S.
デジャブ感強いので、念のため自分のブログを検索してみたら、、、

鏡を見ると

2020.12.13

やっぱりあった!!!

このときはアルシンド型の薄毛で、そのまま友人の結婚披露宴に参加するという図でした。
純ちゃん夢話が嫌いでない方はよろしければ。笑

プロフィール写真

 

記事を読んで何か感じることがあれば、ぜひコメント欄にご意見やご感想をお寄せください。

更新の励みになります。バナーのクリックお願いします!

にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へ
Sponsored Link



まず親が幸せになる|びーんずネット

不登校のセミナーやカウンセリング、インタビュー事例集をお届けする活動を夫婦でしています。ぜひご覧ください。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。