「親のよかれ」は親自身の気持ちの優先

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卒業や進級・進学など。

この時期、学校が苦手な子を持つ
親の心を波立たせるあれやこれやは多い。

ざぶーん、ざぶーん、ざぶーん。

盛大にしぶき噴き上げるのは
親の心のテトラポットだ。

我が家の場合?

幸いにして今はベタなぎだ。

先日の共通テストって奴は受けたけど、
芳しくなかったんだろう。
早々にもう一年、延長戦に
もつれこむことにしたみたいだ。

最近よくソファに寝転がって
漢文の参考書をアンニュイに眺めてる。

それでいいんじゃないかな――。

不登校新聞2月15日号。
編集局小熊広宣さんのコラム
「親が焦らないためには」を読んて、
その意を強くした。

中学2年生で不登校を経験したBさんの親は、大学のパンフレットを取り寄せ、なかば強引にBさんの大学進学を後押ししました。その結果、Bさんは大学に合格したものの、2週間で退学。「苦い思い出だけが残った。私が大学へ行きたいと言うまでそっとしておいてほしかった」とBさんは語ってくれました。よかれとの思いがあったとしても、親自身の気持ちを優先した対応は、かえって子どもを傷つけるだけだということに注意が必要です。

そうなのだ。

親の「よかれ」は、結局のところ
親自身の気持ちの優先なのだ。

そっとしておいてほしかった、
というBさんの言葉が胸に痛い……。

大切なのは、自己決定だ。

それは大人だって同じだよね?

会社員で言うならば。

勝手に別の部署に異動を命じられるのと、
希望して異動するのとじゃ雲泥の差だ。

モチベーションっていうものの
正体を考えてみれば単純な話だ。

なのに、なぜか不思議と

「親のよかれ」

は勝手にいつも夏の入道雲のように
むくむくと湧き上がる。

結果、残念ながらほとんどの場合、
良い形にならない。

――という自分への戒めで、
あえてキツめに書いた。

なぜか?

「親のよかれ」で言えば、僕は
けっこう持ち合わせている方だから。

ご用心、ご用心。

いや、本当にね。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。