3日でも3年でも待ってますよ

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今朝は3時過ぎに起きてしまった…。

早起きした日は読書!

ということで読んだ。

在校生の8割は不登校経験者。
福岡の全日制単位高校、
立花高校のことを紹介した本だ。

以前、校長である齋藤眞人先生の
インタビュー記事を読んでから、
立花高校にはずっと興味を持っていた。

「何しよるかー」は楽。「よかよー」は覚悟が必要

2019.04.06

「できないことを嘆くより、できることを認めよう」

この本が伝えたいことはいたって単純です。
「大丈夫。それでいいんだよ」、ただその一言です。

なんというか、こういう言葉って
それ単体だと「まあ、そうだよね」
というふうに響きがちだ。

でもそれを裏付ける沢山の事例や、
そこに至る道筋を知ると重みが増すなあ、
と思いながら読んだ。

おかげで育てられているのは

以下、強く印象に残った齋藤先生の言葉。

心療内科に行くのに勇気がいる国です。骨折した時に整形外科にいく時、勇気はいりません。なんで心が折れてはいけないのか。隠さなきゃならないのか。

社会の厳しさを伝える大人なら、日本にはたくさんいます。でも、社会の楽しさとか人生の豊かさを説いてくれる大人が少なすぎる気がするんです。

若い先生方に言うんです。「子どもたちに右向け右と言って、全員が右向きよったら、こんな危険な仕事はない。己の指導力を勘違いするな」って。「右向け右と言って、左を向く子がおったら、その子のおかげで育てられよるのは、こっちぞ」って。

ありもしない決まりに苦しむ必要はない

中でも一番心が動いたのは、
冒頭の立花高校の入試の日の話だった。

立花高校は名前を書けば受かる、と言う。

でも2年、3年、ひきこもった子にとって、
入試に行くこと自体、相当高いハードルだ。

入試当日の朝、立花高校には保護者から
バンバン電話がかかってくる。

「子どもが受験票を握りしめたまま、
布団をかぶって出てこないんです!」

「玄関に座り込んで一歩も動けません!」

などなど。

最初の頃は先生たちが生徒の家まで
迎えに行っていた、という。

「大丈夫、おいで」と。

でも違和感が拭えなかった。

実はこれ、誘拐の常套手段じゃないか、
と思い至った。

「だから、最近はそういう電話がかかってくるとこう言います。
『お母さん、無理させんでよか。中学校卒業したら高校生にならんといかん法律はこの国にはありません。ありもせんような決まりに親子で苦しむ必要はない』って」

「よし」と思った日がスタート

「『お子さんが、よしと思った日がスタートでよか。今日やったらよかったですけど、今日じゃなかったですねぇ』と言うと、お母さん方はみんな泣きます。『よかよか、大丈夫。うちの学校、待ってますよ。3日でも3年でも。しかも、高校進学がすべてだと思いません。どこかでその子がニコッとできる場所があれば幸せでしょう』とお伝えして、電話のこっち側とあっち側で、どっちがもらい泣きかわからんくらい泣けてくるんです」

このくだりは、読んで思わず涙が出た。

本当にその通りだと思いませんか?

立花高等学校は「不登校生徒の自立支援」を目指しているのではありません。「不登校の子どもたちが安心して不登校でいられる学校」でありたいと願っています。

こんな学校やこんな先生が増えてくれたら、
嬉しいな。

気持ちがあったかくなった一冊だった。

今日も、良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在通信制高校1年生・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』を出版しています。