巨大なモンスターに剣一つで立ち向かう。
ものすごい速さで繰り出される攻撃をよけ、
一瞬の隙に剣を繰り出し、急所をえぐる。
「おうら、ッシャ、だぅおあぁーー!」
邪悪なケダモノを遂に倒して、
拳を突き上げ画面に向かって咆哮する忍介。
しばらくの間、喜びが止まらない。
ああ、これってまさにW杯で
日本がゴールを奪ったときの僕と同じだな。
喜ぶ15歳を見てそんなふうに思った。
「不登校は不幸じゃない」
の発起人小幡和輝さんの記事を読んだ。
小幡さんの本
「学校は行かなくてもいい」は読んでいた。
だけど改めて、この一節が良かった。
小学2年から中学卒業まで学校へ行かず、ゲーム漬けの日々を送った。総プレー時間は3万時間を超えた。勝つことで自信を深め、ゲームを通じたつながりが支えとなり、「救われた」。
勝つことで自信を深める。
これはまさに忍介の場合もそうだと思う。
忍介は異常なまでの負けず嫌いだ。
簡単に言うと、何事においても
勝つまで絶対やめないタイプだ。
だからひとつのゲームに
100時間くらいかけるのはザラだ。
インタビューの書き起こしが
100時間かかるとか言って、
ひーひー言ってる場合じゃないのだ。
たぶん忍介の総プレー時間は
1万時間は優に超えていると思う。
かつては僕も「ゲームなんて」と見ていた。
自分の場合、ゼビウスにせよストⅡにせよ
バーチャストライカーにせよ、
それらは「暇つぶし」だったからだ。
でも今のゲームは全然違う。
レベルが高いし奥も深い。
高校2年生のとき、イベントの運営に
携わった小幡さんは
仲間を集め、アイテムをそろえ
ゴールを目指すその仕事の内容が
「まるでゲームのようだ」
と感じたという。
そして勝つことで自信を深める。
達成感を味わう。
ゲームには確実にこの効用はあると思う。
改めてそう思った次第。
今日も、良い一日を。
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