鬼の怖さを利用すること

鬼の怖さを利用すること

とある記事を読んで知った。
「鬼から電話」というアプリ。

しつけに悩むお母さん、お父さんへ
イヤイヤ期 寝ない時の最終手段—-

いろんなシーンごとにメニューがある。
選ぶと実際に電話が鳴って、
鬼本人の声が聞ける、ということらしい。

実際インストールして聞いてみた

言うことをきかないとき(泣く子も黙る赤鬼)

ゴルァ、なんで言うことが聞けないんだぁ?
さっきから何度も何度も注意されていなかったか?
怒られた理由をよおく考えてみなさい。
次からはおうちの人に注意されたら、
すぐ言うことを聞くようにな。

大人が聞くと笑ってしまうんだけど、
子どもには怖いかもしれない。
使いようによっては、
効果があるかもしれない。

でも日常的に使うのはよくないと思う。

恐怖心や賞罰を使って
思い通りに子どもを動かす。
その場はそれで済むかもしれない。

イヤイヤ期の子育ては大変だ。
アプリでもなんでも使いたくなる、
その気持ちはわからないではない。
でも、基本的には良いことじゃない。

いずれ赤鬼なんて
フィクションだと子どもは気づく。

そうすると、もっと効果の大きい恐怖や
罰を用意する必要が生じる。

そういうもので
子どもを動かそうとすると、キリがない。

保育園や幼稚園に行きたくないとき

もう一つ、僕が気になったのはこちら。

登園ファイト(超神ネイガー)

おっす、おら、超神ネイガー!
みんなをたすける正義の味方だ。
今日は君にヒーローになれる方法を教えるべ。
え?保育園や幼稚園に行きたくないだって?
そっか、、、
でもそんな時ほどヒーローになるチャンスだぞ。

くじけそうな気持ちと戦う。
これも立派なヒーローの戦い方だ。
できなくてもいい。
今日だけ頑張ってみようかな。
もしそう思うことができたなら、
それだけですごいことなんだ。

そして、嫌だと思っていたことを
無事にやることができたなら、
そのときは思いっきり、
自分で自分を褒めてみよう。

やれた!すごいぞ自分。
えらいぞ。よく頑張ったな。
君なら次も頑張れる。
おらはいつでも応援してるぞ。
これで君もヒーローだ。
へばな!

口調が妙にドラゴンボール的というか、
標準語なのか方言なのか、
その入り方も無作為で楽しいんだけど、

「行きたくない」と言う子には
この手の安易な励ましというか、
頑張れ負けるなくじけるな方式って、
実はかなり危険だと思う。

忍介が不登校になってすぐの頃であれば、
僕もそれほど違和感なく
この励ましを聞けたかもしれない。

でも、今は違う。

これも赤鬼と同じで
長い目でみれば効果がないと思うし
むしろ逆効果なんじゃないだろうか?

幼稚園や保育園なら、
子どもはイヤイヤながらでも、
ヒーローと囃されておだてられれば
行くのかもしれない。
(行くのかな?まあいいや)

でも小学生なら、
この種の大人の自己陶酔的な、
感動押し付け式はもう効かない。
逆に自分を責めてしまうと思う。

(文字に起こしてみて思ったけど、
これって励ましてる側が自分で自分に
勝手に酔っていやしないだろうか?)

シャレで使う分には楽しいアプリだと思う。
ときどき使って、親子で楽しむ分にはいい。

でも、こいういうものに、真剣に
頼ってしまうのは避けたいな、と。

じゃあ、どうすればいいのか?

相手が問題を抱えているとき、効果的なのは
「Active listening(能動的な聞き方)」だ。

それはイヤイヤ期の子どもであっても、
思春期でも、老人でも、すべて変わらない。

そして自分が問題を抱えている時には、
「I-massage(わたしメッセージ)」、
欲求の対立がある時には
「Method Ⅲ(勝負なし法)」。

ぜひ、悩んでいる人にはトマス・ゴードンの
「親業(Parent effectiveness training)」
の方法を知ってもらえたら、と思う。

親業の詳細はこちら
https://ftk-gift.com/category/parparent-effectiveness-training/

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在通信制高校1年生・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』を出版しています。