親として子どものために努力をしていると感じたい

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不登校界隈の「あるある」だと思うこと。

そのひとつに

「見守りと放任の違いがわからない」

というのがある。

学校に行かないことは、もういい。
フリースクールへ行かないことも、いい。
このまま家で過ごすことも、わかった。

それはもう、しっかり認めているつもりだ。

でも親としてまったく何もしないこと、
は果たして、どうなのか?

例えば全然勉強をしていないこと。
昼夜逆転の生活を送っていること。
YouTube&ゲーム三昧のこと。
同年代の友達と全く触れ合っていないこと。
進路も何も決まっていないこと。

これは親として子どもを
「放任」している気がする。

「見守れ」「寄り添え」っていうけど、
これは体の良い「放置」なんじゃないか?

と、自分を責めてしまう人。

傾向としては女性に多い気がする。

僕自身に関して言えば、
自分を責めることはなかった。

でもやっぱりこういう気持ちはあった↓

ただ正直、この選択は辛いです。口出しせずに見守るにはまず忍耐が必要だし、多分周囲からは「有効な手だてを打てないダメな親」と見られます。
そういう周囲の目は僕らには辛いです。
でもそうしようと思います。
(中略)
なにがしかの働きかけをする方がむしろ楽です。アドバイスしたり、学校を巻き込んだり、何かアクションさえ取っていれば、親として子のために努力していると感じることが出来ます。それは僕らの心を(多少は)穏やかにしてくれます。
大丈夫、きっとうまく行くよ、と信じて黙って見守る方が辛いです。いつになるかもわかりません。
でも、彼のために何が最善かを考えると、やっぱりそれが一番なんだ、と今は感じています。
忍介通信7より)

親として子どものために
努力をしていると感じたい――。

見守りと放任の違い問題の根っこは
結局ココなんじゃないかな?

前に進んでいる感じも欲しいんだよね。
何かほんの少しでもいいから。

そして厳しい話だと思うのもココだ。

大丈夫、きっとうまく行くよ、と信じて黙って見守る方が辛いです。いつになるかもわかりません。

本当にね。

「信じて見守る」って字面はきれいだ。

でも実際に実行するのは
本当に厳しくて辛くて難しい。

時間がかかると思います。簡単じゃないです。多分今の決意が揺らぐ時もあると思います。
だけど、どうか僕らが挫けそうな時は応援してください。

思い返せばこの時期が一番キツかった。

こういう時期には東近江市長のようなことを
言う人からは確実に距離を置いてほしい。

消耗するだけだから近づいちゃダメだ。

そして話が通じる人、
同じ思いを持つ人と繋がることが
やっぱり大事なんだと思う。

そういう意味でもね。

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今日も良い1日を。

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2 件のコメント

  • こんばんは!いつも拝見しています。

    今日のお話は今日の私にドンピシャだったので思わずコメントさせてもらっています。

    子供が笑顔で過ごせるように手助けしたい、きっかけを作ってあげたい、と最近はずっとそんなことを考えて過ごしていたように思います。
    色んなパターンを想像し、シュミレーションして自分の中で「ここなら…」という場所を見つけ、やっと息子に提案したフリースクールの見学。当日になって「行きたくない!!!」と泣きながら言っていました。
    想像で色々子供に合いそうな場所を探していましたが、結局子供が求めていたものでは全くありませんでした。
    その瞬間、すごーく脱力感がありました。がっかりしてしまいました。
    子供を尊重したいと思いつつ、必死で「見学だけでも」と思って連れて行こうとしていた自分に罪悪感も出てきました。
    そして「自分で行くところは自分で探したい」と8歳の息子は言っていました。すごいな、と思えました。

    心配だし大切だからこそ出来ることは何でもやってあげたいけど、焦らず見守る努力も必要だと思った1日になりました。

    • sanaさん、嬉しいコメントありがとうございます。拝読しました。
      そういう1日があったんですね。
      笑顔のきっかけを作ってあげたい。手助けをしたい。そう思っていろいろ考えた上での当日ドタキャン。それは本当に残念ですし、がっかりしますね。
      でも「自分が行くところは自分で探したい」、そう言う息子さんを「すごい」と思えるsanaさん素敵だと思います!
      うちの息子も8歳でしたが、「もう僕は学校をやめる!」とはっきり言っていました。当時の僕はまだそんなふうには思えませんでしたが、思い返せばしっかり自分の意志と意見を持っている子でした。親としては心配なのであれこれアドバイスや誘導もしたくなりますが、基本的には最大限、彼の意志と意見を尊重していこう――今はそう思っていますし、またsanaさんのコメントを読んでその思いを新たにしました。ありがとうございました。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。