悲しいミスコミュニケーション

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悲しいミスコミュニケーションだなあ、
と思いながら、

そしてやっぱり傾聴と共感なんだなあ、
と思いながら読んだ。

40代のひきこもりの子とその親の話だ。

時間がある方はぜひ読んでみてほしい。

心が痛かったのは、親の正論は
一発逆転どころか四面楚歌を招く、
というくだりだ。

「お前なんていらない」
「家から出ていけ」

こういう言葉は、親としては
きっと愛のムチのつもりだ。
いい加減目を覚ましてくれよ、
というある意味、悲痛な叫びでもある。

古き良き時代ならここで
「ハッ」と雷に打たれたように
改心するシーンなのかもしれない。

でも今は21世紀だ。

言われたひきこもりの子はそんな言葉を
絶対に愛のムチとは受け取らない。

それどころか最悪の結果になることもある。
本当に悲しいミスコミュニケーションだ。

ただ、辛い状況にあればあるほど、
それが長く続けば続くほど親には
そこが見えなくなるんだろうな、と。

その親の気持ちもすごくよくわかる。

「じゃあどうすればいいの?」

という話なのだけど、やっぱりお約束の
傾聴と共感がターニングポイントになった。

このケースでは母親と姉が傾聴を始めた。

ただ父親は当初、セラピーなんて
大の男がやるもんじゃない、と嫌がった。

こういう人は多いんだろうと思う。

でも息子の二度の自殺未遂もあって、父親も
徐々に息子の話に耳を傾けるようになった。

続きがどうなったのかは
記事をお読みいただくこととして。

なかなかね、認めがたい状況にあって
子どものそのままを聞くのって相当、
難しいことなんだろうと思う。

聞くのはしんどいことでもある。

「甘い」だの「弱い」だのつい
言いたくなる気持ちもあると思う。
社会の荒波、かいくぐってきた人で
あればあるほど……。

でも正論では届かない場合もある。
もちろん一発逆転の魔法なんて絶対ない。

そこはしっかり心に留めておきたいかな。
――改めてそう思った。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在通信制高校生・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』を出版しています。