昼休み日記(不登校編)(5)出口が見えそうな気配もない

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7年前、4社目となる会社へ転職した。
慣れない毎日の中で、昼休みにあれこれ
思うことをメモしていた。

本棚を整理していたら
ひょっこりその雑記帳が現れた。
読み返すと息子の不登校のことも
ラフに日々、けっこう綴ってあって、
記録として残しておこうと思った。

という次第で突然始まった
「昼休み日記(不登校編)」。

不登校に関する記述を抜粋して連載。
よろしければお付き合いください。

前回(4)はこちらから

昼休み日記(不登校編)(4)身代わりロボットが学校に行ってくれたらいい

2020.11.23

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2014年1月8日(水)

昨日はクリニックの帰り、りょうま君に会って一緒に遊んだ、とのこと。
りょうま君と会う前までは学校が始まることがユーウツでたまらなかったらしいが、会って遊んだことで学校に行く気になったもよう。

ただし真面目な忍介としては、行くと決めた以上、宿題をせずに行くわけにはいかないのだろう。
→1日かけて宿題30ページぶん全部やってから翌日から学校に行く、とのこと。

昨夜は書き初めの宿題を22:20までやっていた。

さて、明日本当に行くのか?

2014年1月10日(金)

昨日は忍介通信5を送信。
今朝ジョグのとき、りょうま君から忍介学校来れるか聞かれる。
朝、外で友達と遊ぶよう促す。

2014年1月14日(火)

昨日の反省。

  • 忍が歯痛で苦しんでいた。
  • 薬は昨日で切れた。
  • 明日はあかねも仕事だから「忍1人で歯医者に薬もらいに行け」と僕が言った。
  • →あかねと口論に。
  • 忍は1人で外に出られない。
  • 僕が「もういい」と大声出して寝る。
  • 忍、自分のせいで両親がケンカしたと半泣き。
  • 今朝8:30まで起きられず。

よくよく考えるまでもなく。
僕の言ってることがムチャだし、あかねが怒るのももっとも。

言い訳だけど、僕自身焦っておかしくなっている。

出口が見えなくて。

見えそうな気配もない。
物事が悪化するしかないような気がして……。

今は待つしかないんだけど、それでも……ね。

昼休み日記(不登校編)(6)何が不安を引き起こしているのか?

2020.11.24
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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。