子どもから少しでも目を離してみれば

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昨日に引き続き、
不登校新聞5月1日号の話で。

後藤誠子さんのコラム
「不登校は幸せへの道」の
よかったこと探しのエピソードが良かった。

どんなエピソードか?

ひきこもりの家族相談会に
参加するようになった誠子さん。

その相談会では自己紹介をかねて、
最近自分にあった「よかったこと」を
みんなの前で発表するのが決まりだった。

実は誠子さんは毎回その
「よかったこと探し」
が苦痛で仕方なかった。

ほとんど部屋からでてこない次男。

そんな次男との生活に
「よかったこと」
なんてどこにあるのか?

苦痛に思いながらも
数ヶ月通ったあるとき――。

ほかの母親が話した一言にはっとさせられた。「今日ここに来られたことが一番よかったことです」。

「あっ」と声をあげそうになった。そうか、それでいいんだ。そんなことならいくらでもあるじゃないか。天気がよくて洗濯物がよく乾いたこと。近所のスーパーでトイレットペーパーの特売をしていたこと。なんでもいいのに、なぜあんなに苦しんでいたのだろう。やっとわかった。私は次男のことしか見ていなかったのだ。次男の状態によかったことを探そうとばかり考えていた。次男からすこしでも目を離してみれば、よかったことなんてたくさんあるのに。

そう気づいてからよかったこと探しがどんどん上手になってきた。

子どもから少しでも目を離してみれば、
日常のささやかなことなら
よかったことはたくさんある。

本当にね、その通りだと思いませんか?

よかったこと探し。

それは子どもの状態にだけピンポイントで
スポットライトを当てるのではなく。

あなたという存在を上から
大きく俯瞰してみる。

単純な話、そんなふうに
大きく上から見られたら、意外に
見つかること多いんじゃないでしょうか?

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。