昨日に引き続き、
不登校新聞5月1日号の話で。
後藤誠子さんのコラム
「不登校は幸せへの道」の
よかったこと探しのエピソードが良かった。
どんなエピソードか?
ひきこもりの家族相談会に
参加するようになった誠子さん。
その相談会では自己紹介をかねて、
最近自分にあった「よかったこと」を
みんなの前で発表するのが決まりだった。
実は誠子さんは毎回その
「よかったこと探し」
が苦痛で仕方なかった。
ほとんど部屋からでてこない次男。
そんな次男との生活に
「よかったこと」
なんてどこにあるのか?
苦痛に思いながらも
数ヶ月通ったあるとき――。
ほかの母親が話した一言にはっとさせられた。「今日ここに来られたことが一番よかったことです」。
「あっ」と声をあげそうになった。そうか、それでいいんだ。そんなことならいくらでもあるじゃないか。天気がよくて洗濯物がよく乾いたこと。近所のスーパーでトイレットペーパーの特売をしていたこと。なんでもいいのに、なぜあんなに苦しんでいたのだろう。やっとわかった。私は次男のことしか見ていなかったのだ。次男の状態によかったことを探そうとばかり考えていた。次男からすこしでも目を離してみれば、よかったことなんてたくさんあるのに。
そう気づいてからよかったこと探しがどんどん上手になってきた。
子どもから少しでも目を離してみれば、
日常のささやかなことなら
よかったことはたくさんある。
本当にね、その通りだと思いませんか?
よかったこと探し。
それは子どもの状態にだけピンポイントで
スポットライトを当てるのではなく。
あなたという存在を上から
大きく俯瞰してみる。
単純な話、そんなふうに
大きく上から見られたら、意外に
見つかること多いんじゃないでしょうか?
今日も良い1日を。
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