なにかあったらどうするんだ症候群

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ちょっと前の記事だけど
たまたま行き当たって読んだ。

元陸上選手の為末大さんの発信だ。

私たちの国は
「なにかあったらどうすんだ症候群」
にかかっている、という話だ。

それも個人ではなく
社会全体でかかっていると。

この症候群にはひとつの前提がある。

「未来は予測できるものであり、
物事はコントロールできるものである」

という前提だ。

「なにかあったら」の裏には
「なにかないように」
物事を御することができる――、
だからこういう発想になる。

その副作用で社会の停滞を生んでいる。

ではこの症候群から抜け出すためには、
どうすればいいのか?

為末さんは言う。

未来は予測できず、
物事はコントロールできない。
その前提を腑に落ちるまで
受け入れることだと。

やってみなけりゃわからない。

「わからないから怖い」を
「わからないから面白い」に
書き換える必要がある、と。

本当にね、その通りだと思った。

「不登校でひきこもったままで、
なにかあったらどうするんですか?」

という焦りはきっと親ならあると思う。
そういう「気分」は僕にもあった。

でも「なにかないように」なんて
神ならぬ我らか弱き人間には
未来も物事もコントロールできない。

当然の真理だ。

でも心配や恐怖が真理を見る目を曇らせる。

一人一人の心配が社会を停滞させています。一人一人の恐怖心が誰かの可能性を奪っています。過去は戻ってこない。未来はどうなるかわからない。考えても答えなんて出てこない。やってみるしかないわけですし、やってみたら違う風景が見えてきます。山頂から何が見えるのかを予想することほど意味がないことはありません。行って見るしかないわけです。

山頂から何が見えるか、
予想するのは無意味だ。
行って見るしかない。

本当にね、忘れちゃいかんよなと。

考えても答えなんて出てこない。

なので「希望を持って忙しく」で。
(Hope and Keep busy)

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。