「将来困るのは本人ですよ」という脅し

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びーんずネットではニュースレターや
会報誌を郵送する作業が毎月ありまして。

夫婦二人でだいたい2日がかりで
毎月作業をやっている。

封入作業は地味で時間もかかる。

なので気晴らしに作業しながら
Netflixで映画を観たりする。

昨日は『さかなのこ』を観た。

どんな映画か?

公式サイトのあらすじはこうだ。

お魚が大好きな小学生・ミー坊は、寝ても覚めてもお魚のことばかり。他の子供と少し違うことを心配する父親とは対照的に、信じて応援し続ける母親に背中を押されながらミー坊はのびのびと大きくなった。高校生になり相変わらずお魚に夢中のミー坊は、まるで何かの主人公のようにいつの間にかみんなの中心にいたが、卒業後は、お魚の仕事をしたくてもなかなかうまくいかず悩んでいた…。そんな時もお魚への「好き」を貫き続けるミー坊は、たくさんの出会いと優しさに導かれ、ミー坊だけの道へ飛び込んでゆくーー。

要するにみなさんご存知
「さかなクン」
をモデルにした映画だ。

主演に女優「のん」をキャスティングする。
その発想の柔軟さが素晴らしいのと、
全体的にすごく抑制された演出が良かった。

とまあ、映画の話はそれくらいにして。

僕が印象に残ったのは

「将来困るのは本人ですよ」

というセリフのことだった。

高校での進路相談の三者面談のシーン。

いいじゃないですか。この子はお魚が好きで、お魚の絵を描いて、それでいいんです。

ミー坊の母演じる井川遥がこう言い切る。

これがものすごくカッコいいんだけど、
なぜこのセリフが出たかと言うと、
担任の先生が井川遥にこう言ったからだ。

「お母さん、将来困るのは本人ですよ」と。

これは脅しでもあり、呪いでもある。

好きなことだけに熱中して他を顧みない。

今は確かにそれでいいかもしれない。

でも将来困るのは明らかだよ――。

ご存知、アリとキリギリスの寓話だ。

これを出されると、
殆どの人がひるんでしまう。

哀れなキリギリスの末路を思うと
僕もやっぱりひるんでしまう。

我が子にはキリギリスの最期なんて
絶対に味わわせたくない――。

親の本能が条件反射でそう作動する。

だからこそ、

「いいじゃないですか。それでいいんです」

と明快にためらいなく言い切れる人を見ると
やっぱり「かっこいい」と思ってしまう。
ある種の羨ましさも感じながら……。

この「かっこいいと思ってしまう」心理。

これはアリとキリギリス脅しにある意味、
完全に屈してるからこそだよなあと。

でもね。

よくよく考えてみればね。

将来困るの本人でいいんですよ、本当は。

将来本人が困ればいい。それでいい。

むしろ親や先生が先回りして
何かを「してあげる」。

親や先生はそれで満足かもしれない。

でもそれは本当の意味で本人が
強く育つことを阻害することにもなる。

どういうことか?

石をどけてあげて道を歩きやすくする。

そうすると子どもは転ばず歩けるだろう。

でも「転んだら自分の足で立ち上がる」
という貴重な機会は失われてしまう。

子どもには転ぶ機会も、
自分で立ち上がる経験も必要だ。

転んだときに立ち上がれなければ、
このワイルドでデンジャラスに満ちた
タフな世界を歩いてなんていけない。

そうですよね?

どうせいつかは困るのだ。

遅かれ早かれ、多かれ少なかれ、
生きていれば必ず。

何がどうなるかもわからない将来に怯えて
今を貧しくしてしまうくらいなら。

むしろ何が楽しいかはっきりしている
今をもっともっと豊かにすればいい。

「将来困るの本人」上等!

とね、明るく、強く、たくましく。

(そう、明るく強くたくましく!)

まず親の僕らが腹括ろうよと。

元気出た次第。

今日も良い1日を。

P.S.
と・は・い・え。

子どもの将来を心配するのが親の性でもあります。
そんなに綺麗でカッコよく割り切れないのが人間です。

そういうときはぜひ、
「将来どうなるかの実例」
をたくさん知ってください。
心が少し、落ち着きます。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。