子どもが「嫌」と言ったら、本当に嫌なのです

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『HSCの子育てハッピーアドバイス』
を読んだ。

HSC=ひといちばい敏感な子
(Highly Sensitive Child)
はアメリカの心理学者、
エレイン・アーロンが提唱した言葉で、
5人に1人の割合が持つ特性だという。

  • HSCは治すものではない
  • 甘やかすとわがままになる、のは間違い
  • この子はこの子でいい、と境界線を引く
  • レッテル貼りではなく理解するヒントに

わかりやすくHSCの特徴と捉え方が
解説されていて良かった。

忍介もそうだけど僕自身にも意外に
HSC的なる傾向って結構あるなあ、と。
チェックリスト読みながら思った。

まあ、それはともかく。

この本を読んで一番はっとなったのは
「その子のペースを尊重する」
というページのこの部分だった。

子どもが「嫌」と言ったら、本当に嫌なのです。子どもが「怖い」と言ったら、本当に怖いのです。

「そんな嫌がってどうするの。そんなことだったら、何もできないじゃないの!」とか、「怖くない、怖くない、大丈夫だから!」と私たちは、つい言ってしまいます。しかしその前に、まず、これは子どもにとって、本当に嫌なことなんだ、怖いことなんだ、と認めることが必要です。

「どうしても嫌なんだね」「怖いんだね」と認めて声をかけましょう。そしてちょっと待ちましょう。

子どもはちゃんと、本当はどうしなければならないか、わかっています。それでも、不安だから、確認に時間がかかるから、「待って!」と言っているのです、そういうときは、無理強いしないようにしましょう。

子どもが確認を終え、大丈夫と安心できたら、必ず子どもは一歩を踏み出すことができます。そちらのほうがよほど自信になります。

子どもが嫌だと言ったら本当に嫌なのだ。

この当たり前のことを、
なぜか親という種族はスルーしてしまう。
そんな嫌がってどうするの?となる。

HSCに限らずで、ここ核心だなあと思った。

子どもはちゃんとわかっている。

本当はどうしたらいいかわかってる。
でも不安だから、
今は確認が必要だから留まってる。
大丈夫、と安心できたら必ず一歩踏み出す。
だから無理強いをせずに待つ。

これ不登校も同じじゃないだろうか?

「そんなことでどうする?」
「社会は甘いところじゃないぞ」

そんな言葉を投げつける、その前に。

子どもが嫌だと言ったら本当に嫌なのだ。

この当たり前をしっかり認めたいよね。
いや、本当に。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。