早起きした日は読書!
今朝読んだのはこの本だ。
「ひきこもり大学」ってどういう大学?
これ、すごく面白いと思ったのだけど、
全国各地で開催されている取り組みで、
ひきこもった人たちが講師を務める。
ひきこもり当事者が親に教える、
というのがコンセプト。
講師として、謝礼もちゃんともらうという。
この方式、いいなあと思った。
そしてこの本は第一限目から9限目まで、
色んな学部・学科の講義を収録している。
例えば、、、
- 外こもり学部 ライフスタイル・シフト学科
- 発達障害学部 ピアサポート学科
- セルフヘルプ学部 アダルト・チルドレン学科
などなど。
たった一字違いなのに真逆
いずれも読み応えがあったのだけど、
僕にはやっぱり第4限目、
- KHJ家族関係学部 母親の気づき学科
が断然響く箇所が多かった。
母親たちの本音座談会を収録した章だ。
この章はひきこもりに限らず、
不登校にも大いに当てはまると思った。
「日本のお母さんはシンパイする。世界のお母さんはシンライする。たった一字違いなのに真逆ですね」
という言葉は、親として
耳に痛いものがないだろうか?
ひきこもりがきっかけで豊かになった
詳細はぜひ本を読んでいただくとして。
その通りだよなー、と個人的に
激しく共感した箇所を1つ、紹介。
不登校から高校を退学し、20歳から
10年以上ひきこもっている息子のお母さん。
でも実は、息子がひきこもっていることを
心の底では困っていないのだ、という。
一緒にご飯をつくったり、
テレビや本や映画の話ができる。
ずっとこのままでもいいなって、自分のことだけを考えたら、そう思ってしまうんですね。
ただ、私のほうが先に死ぬわけだし、夫と息子の関係はよくないので、このままでいいわけはない。だからといって、どうなればいいかも決められないし、私にはわからない。
でも私は、自分の人生は、この次男のひきこもりがきっかけで、豊かになったとも思っています。息子のことがあって、自分が広がらないとやっていけなかった。その結果、こんなふうに、一緒に考える仲間もできました。期せずして友達も増えて、多様な価値観を受け止める許容範囲もひろがりました。息子のひきこもりは、私にとって悪いことじゃない、なんて思ったりしています。
この経験は悪いことじゃない
これは息子の不登校についてまさに、
僕も思っていることで――。
- 自分の人生が豊かになった
- 自分が広がらないとやっていけなかった
- 一緒に考える仲間も友達も増えた
- 多様な価値観への許容範囲が広がった
この経験は決して悪いことじゃない。
そう思えるようになった。
このことは僕も声を大にして言いたい。
だからこんなタイトルのブログを
毎日せっせと書いている。
誰かの何かの役に少しでも立てばと思って。
思えば遠くへ来たもんだけど。笑
今日も良い1日を。
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