勝つまでやる人

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リビングでゲームをしていた14歳中三男子。

やおら立ち上がって雄叫びをあげる。

「どうだ、見たか?ザマアミロ!
これだから俺は強いんだ!」

やっていたゲームで勝ったらしい。

「たまんねーぜ。勝つのは気持ちがいい!
キモティー!いやあ楽しいな。がはははは」

聞くと、戦争モノなんだけど、
しゃらくさい方法で忍介を狙ってた
二人組がいたらしく。

頭に来た忍介、一計を案じて
その二人を一網打尽で倒したらしい。

忍介は極度の負けず嫌いだ。

負けること、
バカにされることに我慢がならない。
僕から見て、ちょっと過剰なまでに。

そういう彼の性分みたいなものは、
小学校三年生の時点ですでに
教室という同い年の子どもが何十人も
集まる空間では不向きだったろう。

漢字ドリルの間違いをクラスメイトに
笑われたことだとか。
(詳しくは不登校日記参照)

ただ、ことゲームということでは
その性分は物凄く向いている。

端的に言うと、
彼は勝つまでトコトンやるタイプだ。

でもなんでもそうだと思うけど、
勝つまでやる人が最終的には勝つわけで。

忍介は今、ネットでつながっている
見知らぬ誰かと日夜、技を競い合ってる。

技を競い合うのがゲームでなく、
例えば将棋やら甲子園やらだと
世間はもてはやすのだけど、

それはまあ、別の話だ。

いろいろ見聞きするところでは――。

ゲームをやっている時の子どもたちは大体、
すごく口が悪くなることが多いようだけど。

昨日の忍介のこのセリフには笑った。

くだんの卑怯な二人組を倒した後、
画面の向こうの彼らに向かって叫んでいた。

「頭悪いなあ、お前ら!
小学校からやり直してこい!」

それ、アンタが言うんかい?

今日も良い1日を!

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。