学びを行為と捉えるか、姿勢と捉えるか

昨日は「朝活」の講座に行ってきた。

7時45分から8時15分までの30分間の講座。
スーツ姿の人が殆どだった。
30分だったけど、キリッと頭に入った。
言われてみればのことだけど、
しっかり「腹落ち」した。とても良かった。

いくつになっても、
新しいことを学ぶのは楽しい。

・・・・・・・・・・

話は変わって。

去年の7月。忍介が
「お父さん、夏休みの宿題を出して」
と言ってきた。

小学校三年生で学校をやめて以降、
授業なしテストなし先生なしの
デモクラティックスクールに通う忍介。

学年で言うなら今は中二だけど、
この5年間、勉強という類のものは
ほぼしていない。

僕は心の底から無駄だと思うから
「そんなの計算機使いなよ」
と彼に言ってしまうのだけど、
小学生の算数の筆算を
思い出したように時々やるくらいだ。

中二の夏休みの宿題ねえ。

何でもいい、と本人が言っていたので、
歴史好きとして、少しでも
歴史に興味を持ってもらえたらという
そんな下心でお題を出した。

「日本が太平洋戦争を
始めた理由を10個書き出せ」

8月の終わりに彼が出してきた理由は
3つしかなかった。

「石油が欲しかった」
「ロシアの復讐をおそれた」
もうひとつは、、、忘れた。笑

もちろん正解なんてない。

僕が自分で思う10の理由を彼に説明して、
それで親子の夏休みの宿題は終わった。

と、思っていた。

実は忍介は歴史にまったく興味がない。

奈良時代と江戸時代の区別が
多分ついてないんじゃないか、
と今でも思っている。

だから驚いた。

スマホでYou tubeを見ていたんだろう。
彼が居間のソファに寝そべっている横を
通り過ぎた時に、こんな音声が聞こえた。

「戦争反対、って言ってるだけじゃ
戦争は防げないんです。大事なことは、
歴史を振り返ること。なぜ戦争の道に
突き進んでいったのか?
その検証なしに反対反対言ってても…」

ほう。
そんなYou tubeを見てるんだ。

小さな音声だったし、
通り過ぎる一瞬しか聞こえなかったけど、
そんな興味を彼が持っているのが
なんだか嬉しかった。

そして、すっかり忘れていた
去年の夏休みの宿題のことを思い出した。

・・・・・・・・・・

学びを「行為」だと捉えると、
勉強しているか、勉強していないか、
そのゼロかイチかになってしまう。

でも学びを「姿勢」と捉えればそうじゃない。

いろんなところから、いろんなことを学べる。
森羅万象が学びのネタだ。

お箸でポテチを食べる忍介を見ながら、
朝活が良かったことを振り返りながら、

なぜだかそんなこんなを思った次第。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在通信制高校1年生・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』を出版しています。