みんな仲良く頑張りました

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日経MJ水曜日版の楽しみは
武田砂鉄さんのコラム
「そもそもそれって」だ。

言ってはナンだけど、肩の力が抜けた
軽めのクスッとなる話が多い。

今週の「僕の気持ち」も
途中まではそうだった。

テレビを見てるとよくある、
犬や猫の映像に勝手にアテレコして
無邪気な可愛さを演出をしているのを
見るのがどうも苦手、という話だ。

でも最後のこの部分に
ちょっとハッとなった。

はるか昔、学級新聞に、運動会の徒競走の写真が掲載され、1位になった田村くんの隣で、5位になった自分や6位だった阿部くんが浮かない表情をしていたのだが、そこに、「勝っても負けても仲良し。みんなよくがんばりました」と書かれていたのを思い出す。

なぜ僕の気持ちをわかってくれない、と落ち込んだが、大切な経験だった。

「勝っても負けても仲良し。
みんなよくがんばりました」

ああ、確かに先生たちや大人は
すぐそう言うんだよな、と。

そうやって丸めてしまう。

でもそれってやっぱり乱暴だよね?

だって「僕の気持ち」をまったく
わかろうとしてないし。

大人がそうやって愛でてちゃダメだよな。
十把一絡げに決めつけるのは乱暴だよな。

そんでもって勝っても負けても仲良し、
みんなよくがんばりました、
なあんてだ、博愛チックに育てておいてだ。

一皮むけば受験だ、就活だ、なんだかんだ、
結局、世の中ぜんぶ競争で、
上からぜんぶキレーに順番がつく。

全然仲良しなんかじゃない。その欺瞞。

あ、なんかものすごく嫌〜な感じの
陰鬱モードに入りこんじゃった。笑

何が言いたいか?

「みんな仲良く頑張りました」

大人はすぐそう言いたがる。
乱暴に丸めたがる。
でも僕の気持ちも大事。
ココ、ちゃんと忘れないようにしよう。

――という備忘録でした。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。