みんなそれぞれ必要で大切なパーツ

走るようになって改めて
思うようになったことがある。

この身体というものは、
取り替えのきかない大切なものだ、
ということだ。

初めてフルマラソンに申し込んだのは
2011年4月のかすみがうらマラソンで、
その1月、僕は42kmを走るということに
異様に高揚していた。

正月3日には予行練習もやった。

箱根駅伝にまつわるエトセトラ

2019.01.02

土曜に15km、日曜も15km。
疲労抜きのジョグ?
そんなモン無し!

そんな走り方をしてたから、
当然のごとく1月末には故障した。

左足のかかとが痛んで、歩くのも辛い。

整形外科に行くと、
1時間以上待たされた挙句、
月に200kmも走るからそうなるんだ、
安静に、と言われる。

二週間ほど休んで痛みが引いて、
走り出すとまた痛む。整形外科では
安静に、としか言われない。

そんなこと言われても、走りたいのだ。

もう左足のかかとを部品のように
取り替えてしまいたい、とさえ思った。

でももちろんそんなことはできない。

色々と調べて、
ご自身もマラソンランナーという
鍼の先生にかかることにした。
ちょうど東日本大震災の頃のことだ。

以来、8年間。毎月1回鍼に通っている。
調子が良くても悪くても
定期的に行くようにしている。

先月はスピードを上げて
長い距離を走ることもなかったので、
状態は良い方だと思っていたのだけど、
やっぱり診てもらうと自分でも
意外なところが疲弊していたりする。

40年以上も使ってきたわけだし、
月に200km走ればそれなりに疲労も出る。

そしてかかとも膝も腰も、
ダメになったら取り替えがきかない、
みんなそれぞれ必要で大切なパーツなのだ。
しっかりメンテナンスする必要がある。

そう考えるようになった。

ここ数年は苦手だった歯医者にも、
3ヶ月に一度通うようにしている。
歯だって必要で大切なパーツだ。

あなたはいかがですか?
メンテナンス、していますか?

身体でも、心でも。
不調に陥るその前に、
メンテナンスしておきませんか?

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。