義務教育という言葉の罪

 

 

「お前なんで休んでんだよ?」

近所でクラスメートたちと
ばったり会ってしまったとき。

当時小学3年生で、学校を休みだして
1ヶ月くらいだったうちの息子が
彼らから言われた言葉だ。

何で自分は生まれてきたのか?|忍介通信2(不登校35日目)

2018.02.21

たぶん、相手には悪意はない。
「単なる質問」だと思う。

でもね、学校行ってない身にはね、
傷つくんだよね、これ。

「あら? 今日は学校お休み?」

平日の日中に子どもが出歩いてると、
大人の人たちは普通にそう声をかけてくる。

たぶん、相手には悪意はない。
「単なる質問」だと思う。

でもね、学校行ってない身にはね、
傷つくんだよね、これ。

「なんで今日は学校に来たの?」
「遅刻するくらいなら休めばいいのに」

こんなのもう悪意か嫌味にしか聞こえない。

でも実は、、、

そんなに辛いなら無理しなくても
いいんじゃない?――という、
子どもなりの無邪気な優しさからの
言葉だったりするんだよな。

本当に義務教育という言葉の罪だと思う。

学校に行く=善、学校に行かない=悪、
という図式が消えない限り。

もとい、「誤解」がなくならない限り。

この種の傷つきはどうしても発生する。

だからもっともっと、
社会全体が変わる必要がある。

不登校は何も問題じゃない。

不登校を問題にしている
社会の側に問題がある。

――ということをね。
もっともっと知ってほしい。

義務教育の本当の中身のことも
みんなきちんと理解してほしい。

そういう意味で蓑田雅之さんの
「おはなしワクチン」の話は、
多くの人にとっては衝撃的です。

今月25日にその蓑田雅之さんと、
ワラタネスクエアの後藤誠子さんを
ゲストにお招きしての
講演とトークの会をやります。

「目からウロコだった」
「話を聞いてラクになりました」

という感想を毎回のようにいただく。

また蓑田さんの話って毎回少しずつ、
必ずバージョンアップもしているのでね。

本当に何度聞いても毎回
「いいなあ」と僕も思ってます。

素晴らしいです。よろしければぜひ。

不登校の悩みから自由になる日を、
ここから始めてみませんか?

大丈夫。わたしたちは一人じゃありません。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。