昨日は親業訓練協会の
サロン講演会に行ってきた。
思春期の今からでも遅くない!
子どもと心が通う聞き方・話し方
〜子どもの不登校で巡り合ったゴードン・メソッド〜
講師は以前、エニアグラムの講座でも
お世話になった竹澤千穂さん。
娘さんの不登校に悩まれる中で
親業(Parent effectiveness training)に
出会われたそうで、ご自身の体験とあわせて
親業をわかりやすく解説してくださった。
何度も触れているけど、
それでも親業の話は聞くたびに
色んな部分が新鮮に響く。
昨日は2つの点で
「確かにそうだ」と思い返す点があった。
12のおきまりの型の隠れたメッセージ
多くの親が子どもに言いがちな
「おきまりの12の型」。
これらの言い方は親子の良好な
コミュニケーションの障害になる。
言われてみればで思ったのが、
これらの言い方の裏にある
隠れたメッセージについてだ。
子どもが問題をかかえているとき、、、
親が正論を言ったり
提案をしたり説教をしたりする。
親が子どものことをなんとかしようとする。
でも裏を返せば
こういう隠れたメッセージを送っている。
「あなたには問題を解決する能力がない。
だから私が適切に導いてあげる」
つまりあなたのことを信頼していない、
と間接的に伝えている。
あなたはダメなんだ、と。
それが子どもの自尊心を傷つける。
そして、
多くの親がそのことに気づいていない。
あなたのためを思って言っている、
と信じている。
考えてみれば、残念極まりない話だ。
褒める=上下関係
もうひとつ、思ったのは
”褒めること”についてだ。
褒めることは世間では推奨されている。
でも、褒めることは前提に上下関係がある。
講師の竹澤さんはとても穏やかで
丁寧な語り口なんだけど、
時々すました顔でクスッとなるような
ユーモアを混ぜてくる。
「例えば高校生くらいの子に
こんな風に言われたらどう思うでしょうか?
『おばさん、子育てすごく頑張ってますね』
ちょっとカチンと来ますよね?」
うん、カチンと来る。笑
でも「褒める親」って
これをやってるんだよな、と。
勉強も部活もすごく頑張って偉いね、
なんて。
そうではなく、
わたしを主語に肯定的な感情を伝える
「肯定のわたしメッセージ」の方がいい。
人生の羅針盤
竹澤さんはお子さんが不登校になったとき、
子育て本を手当たり次第に読んだそうで…。
でも書いてあるのは
「どーんと構えて子どもの波止場になる」
というようなことで、
正直よく意味がわからなかったという。
でも親業の具体的なメソッド、
特に「能動的な聞き方」を知って
「波止場になる」という意味が理解できた、
とおっしゃっていた。
そして、子どもがつまづいたら、
能動的に聞けばいいと気がついた、とも。
「親業で人生の羅針盤を得た」
という言葉がとても印象に残った。
まだまだ道半ばだけど、
でもこの羅針盤があればこの先も安心だと。
と、なんだか毎回そうなんだけど、笑
僕は親業のインストラクターでも
なんでもないのだけど(ただの受講者)、
またまた親業の宣伝になってしまった。
でも本当に愛と平和のメソッドだと思う。
誰でも理解できて、
そして実践できる(訓練が必要だけど)。
「大衆に心理学を贈った」
とトマス・ゴードンは全米心理学財団から
表彰されたそうだけど、
まさに、本当に、その通りだと思う。
親業にご興味ある方はこちらをどうぞ
https://ftk-gift.com/category/parparent-effectiveness-training/
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