「まず、親が幸せになる」の本当の意味

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「まず、親が幸せになる」

という言葉をスローガンに掲げている。

僕ら夫婦がやっている、
びーんずネットの活動のことだ。

それがすんなり入る人も中にはいる。

でもそうじゃない人も、もちろんいる。

明るい気持ちで前向きになることが大事?
お母さんが笑顔でいれば大丈夫?
子どもを信じて見守る?
ネガティブになる自分を
ダメだと思っちゃいけない?

まず親が幸せになる?

そんな気持ちに1ミリもなれないから
こっちは困ってるんだ!
なに宗教みたいなこと言っちゃってるんだ?

ってね。

その気持ちもよくわかる。
自分もかつてはそんなふうに感じたから。

でもあれやこれやのスッタモンダがあって。

こうして10年経って不登校を振り返ると
グルッと何周か回って、やっぱり思う。

まず、親が幸せになることだよねと。

どういうことか?

それは決して常に明るく
前向きでいることじゃない。

無理に笑顔を貼り付けることでもない。

信じて見守ってれば悪いことにならない、
と盲信することでもない。

ネガティブな自分を許さないことでもない。

あなたはあなたのままでいていい。

たとえどんなに子どもの状態が
今は良くないように見えたとしても。

昼夜逆転もゲーム三昧も勉強の遅れも、
決してあなたのせいじゃない。
自分の子育てに罪悪感も劣等感も
感じる必要なんて全然ない。

だからまず、あなたが幸せでいてください。

そういう意味で言っている。

そしてそうやってモードを切り替えて
日々暮らしていくと――。

あくまでも、その結果として。

結果として明るさや笑顔が
日常に戻ってくることが多い。

このプロセス全体のことを、
「まず親が幸せになる」と僕は言ってます。

繰り返しになるのだけど、決して無理して
明るく振る舞えということじゃない。

それは偽りだ。そうじゃない。

あなたはあなたのままでいい。
たとえどれだけ外野がやいのやいの、
うるさく言ってこようとも。

あなたはあなたのままでいい。

不安や心配に目をつぶってフタをしろ、
と言っているんじゃない。

それはそれとしてきちんと向き合えばいい。

ただし、一個だけ。

ネガティブな「矢印」を「自分」に
常に向け続けるのは良くない。

だから矢印の向きを変えましょう。
まず自分が幸せになる方向見つけましょう。

――という意味で言っている。

きっとこの意味が通じるには
ある程度の時間と葛藤が必要で。

わかってくれる人は、ブンブン
頭振って読んでくれる気がする。

そんなこんなです。
たまには真面目に書いてみました。笑

あなたに届くと良いのですが。

今日も良い1日を。

P.S.
具体的には手始めにびーんずネットの本を読んでみるのもひとつかと思います。よろしければ。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。