以前にも書いたことだけど、、、
◯◯してあげる、とか
英文法で言うところの「使役」の言い方、
make him ◯◯、let her ◯◯みたいな
◯◯させる、という言い方をする人は、
親や先生に結構多い。
例えば?
「褒めてあげることで伸びる子育て」
「子どもに自由に選ばせることが重要」
とかね。
え?
その言い方の何がおかしいの?
たぶん、多くの人にとっては
特におかしくはないのだろう。
この種の言い方は、子育てや教育に
熱心な人ほど言いがちな気もする。
でも僕はそこににじんでいる、
上からの眼差しが気になってしまう。
決して揚げ足をとるわけじゃないんだけど…
「褒めてあげることで伸びる子育て」
褒めてあげなくていい。
ただ褒めればいい。
上から褒めてあげる必要なんてない。
もっと言うと褒めることは
「評価」が入るから避けた方がいい。
「子どもに自由に選ばせることが重要」
選ばせなくていい。
ただ選ぶに任せればいい。
誰かが何かを選ぶように上から
わざわざ仕向ける必要なんてない。
もっと言うと自由と
選ばせることは矛盾している。
僕はそう感じてしまう。
そしてそのニュアンスは、子どもにも
匂いみたいに伝わるんじゃないだろうか?
あ、この大人は一見理解があるふうで、
その実こちらを巧妙に
コントロールしようとしてるぞ、
気をつけろって。
思うに、なにごとも本来は――。
上下よりも水平の関係であるほうがいい。
それが、親子の関係であっても。
誰かを一人の人として尊重するときに、
「あげる」や「させる」という
言葉使いはやっぱり似合わないと思う。
あ、もちろん毎度ながら、
バケツ一杯分の自戒を込めて書いてます。
多分自分が言ってるのは気がつかないけど、
人が言うのを聞くと気になるって奴です。笑
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