「あげる」や「させる」という言葉使いは似合わない

使役の言葉遣いは似合わない
Sponsored Link

 

以前にも書いたことだけど、、、

あげる、とか、させる、とか

2018.03.16

◯◯してあげる、とか
英文法で言うところの「使役」の言い方、

make him ◯◯、let her ◯◯みたいな
◯◯させる、という言い方をする人は、
親や先生に結構多い。

例えば?

「褒めてあげることで伸びる子育て」

「子どもに自由に選ばせることが重要」

とかね。

え?
その言い方の何がおかしいの?

たぶん、多くの人にとっては
特におかしくはないのだろう。

この種の言い方は、子育てや教育に
熱心な人ほど言いがちな気もする。

でも僕はそこににじんでいる、
上からの眼差しが気になってしまう。

決して揚げ足をとるわけじゃないんだけど…

「褒めてあげることで伸びる子育て」

褒めてあげなくていい
ただ褒めればいい。
上から褒めてあげる必要なんてない。

もっと言うと褒めることは
「評価」が入るから避けた方がいい。

「子どもに自由に選ばせることが重要」

選ばせなくていい
ただ選ぶに任せればいい。
誰かが何かを選ぶように上から
わざわざ仕向ける必要なんてない。

もっと言うと自由と
選ばせることは矛盾している。

僕はそう感じてしまう。

そしてそのニュアンスは、子どもにも
匂いみたいに伝わるんじゃないだろうか?

あ、この大人は一見理解があるふうで、
その実こちらを巧妙に
コントロールしようとしてるぞ、
気をつけろって。

思うに、なにごとも本来は――。

上下よりも水平の関係であるほうがいい。
それが、親子の関係であっても。

誰かを一人の人として尊重するときに、
「あげる」や「させる」という
言葉使いはやっぱり似合わないと思う。

あ、もちろん毎度ながら、
バケツ一杯分の自戒を込めて書いてます。

多分自分が言ってるのは気がつかないけど、
人が言うのを聞くと気になるって奴です。笑

プロフィール写真

 

記事を読んで何か感じることがあれば、ぜひコメント欄にご意見やご感想をお寄せください。

 

更新の励みになります。バナーのクリックお願いします!

にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へ
Sponsored Link
使役の言葉遣いは似合わない



まず親が幸せになる|びーんずネット

不登校のセミナーやカウンセリング、インタビュー事例集をお届けする活動を夫婦でしています。ぜひご覧ください。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在19歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。