自分で自分を能動的に聞く

自分で自分を能動的に聞く

昨日書いた記事

もう走りたくないんだね

2018.11.11

facebookへいただいたコメントに
お返事させていただく中で、
気が付いたことがひとつあった。

それは

「能動的な聞き方は罪悪感を減らす」

ということだ。

能動的な聞き方とは

ご存知ない方のために、改めて説明。

アメリカの臨床心理学者
トマス・ゴードンが開発した、
親業(Parent effectiveness training)。

聞く、話す、対立を解く、
の3つの柱を中心に、

親の役割や子どもの役割を演じる
ロールプレイを使った体験学習を通して、
コミュニケーションの具体的な方法を
身につけるものだ。

その親業の「聞き方」で大切なのが、
能動的な聞き方(Active listening)だ。

  • 繰り返す
  • 言い換える
  • 気持ちをくむ

このように聞くことで、
人は驚くほど心を開いてくれるようになる。

ということは知っていたのだけど…

土曜日は調子が悪く、
30km走の15km過ぎで心が折れた。

…もう走りたくない…

「なに言っちゃってるの?
最後までやり遂げることで
培われる力があるだろう?
特に長距離を走るときに大事なのは
強い精神力じゃないか。
もう少し頑張ろうぜ」

「うん、分かるよその気持ち。
でもあと500mでいいから続けてみたら?
そうして続けているうちに、
調子が戻ることってよくあるじゃん」

「おいおい、それは賛成しかねるな。
自分を甘やかすと、キツイとすぐに
棄権するようになっちゃうぜ」

そんな風にこれまでは
アレコレ自分を鼓舞したり、
気をまぎらわそうとしてきた。

でも、一昨日はそのとき、
自分で自分に能動的な聞き方をしてみた。

「そうか、今日はもう走りたくないんだね」

今にして思えばだけど、
そのことで人生で初めて棄権することへの
罪悪感が不思議と薄らいだ気がする。

なんだかまるごと
受け入れてもらえたような…。
途中で投げ出すことを許された気がした。

ただ単に
繰り返す、言い換える、気持ちをくむ。
それだけのことなんだけど。

自分にも能動的に聞くこと

人生いつもうまくいくわけじゃない。

弱いところ、ダメなところ、
誰にもあると思う。
こうあるべきだ、から
どうしても外れてしまうこともある。

そんなときには、
自分で自分に
能動的に聞いてみてはどうだろうか?

人は常に勝ち続けることはできないし、
もっと言うと
人生は勝ち負けばかりじゃない。

能動的なもう一人の僕:
「そうか、そんな風に思うんだね」

聞いてもらえた僕:
「そう思うようになってきた。ありがと」

お後は、、、よろしいのかな?

親業にご興味ある方はこちらをどうぞ
https://ftk-gift.com/category/parparent-effectiveness-training/

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。