聞いて

小さい頃から作戦を考えるのが好きだった。

三国志の諸葛孔明の赤壁の戦い。
豊臣秀吉の墨俣一夜城。

そんなこんなを読んでは
「自分だったらどうしようか?」
と考えるのが好きだった。

何かを企画したり提案をしたりするのは
今でも好きだ。

課題を解決する。
そのための、アイディア。戦術。方策。
そういうことを考えるのは楽しい。

だからともすれば、
目の前に困っている人がいたり、
悩んでいる課題があると、まずそれを
「解決しよう」と頭が動いてしまう。

そして割と条件反射で口にしてしまう。

でもね、そうじゃないときもあるんだよね。

ついつい、それを忘れて
アドバイスしたり、解決策を言ってしまう。

だから、最初にこの詩を読んだときには
すごくハッとさせられたし、

今朝も読み返してみて
「そうだよね、ホント俺って
人の話聞いてないし、聞けてないよね」
と反省をした。

無名の人による、
「聞くこと」についての一編の詩。

僕と同じように「聞く」よりも先に
アドバイスや解決策が浮かびがちな人には、
とても響く詩なんじゃないだろうか?

聞いて

私があなたに 聞いてと頼んだのに
あなたがアドバイスを口にしはじめると
あなたは私のお願いしたことをしていないの。

私があなたに 聞いてと頼んだのに
あなたが 私がそんな気持ちになる必要はないと 説明しはじめると
あなたは 私の気持ちを踏みにじっているの。

私があなたに 聞いてと頼んだのに
あなたが 私の問題を解決するために
何かしなければならないと思ってしまうと
あなたは 私を裏切るの
変に聞こえるかもしれないけど。

聞いて! 私がお願いしているのは あなたが聞くこと
話すことでなく することでなく ただ
私の話に耳をかたむけて。

それに私は 自分のことは自分でできるの
私は無力ではないんですもの
私は失望しているかもしれない
足元が安定していないかもしれない
でも 無力ではないのです。

ゴードン博士の人間関係を良くする本 トマス・ゴードン著 近藤千恵訳

トマス・ゴードンについて詳しくはこちら
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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。