余裕がない

余裕がない

昨日、車で信号待ちのとき。

3〜4歳くらいの男の子が
号泣しながら自転車に乗っている。

「行がないでぇ、ママ、待っでぇ〜!」

その子が立ち止まって
絶叫している先の脇道を見ると、

はるか彼方に
お母さんらしき後ろ姿の自転車と、
お姉ちゃんらしき後ろ姿が見えた。

完全にぼくちゃん、
置いてきぼりにされた格好だ。

「行がないでぇ、おでがい、待っでぇ〜!」

こみ上げる嗚咽が止まらない。
見ていて胸が痛くなった。

悪いのはきっと、、、

ぼくちゃんが
悪かったんだろう。

ママに非はなかったんだろう。

多分そうなんだろう。
ぼくちゃんだって、
そのことはわかってるだろう。

でも、—-

ぼくちゃんは魂の叫び声をあげている。

それを置いて進むママの後ろ姿を見ると、
見ているこちらの胸が痛む。

え?
お前はそうしたことがないのか?
堂々と胸を張れるのか、って?

答えはもちろん、
胸なんて張れませんとも!

同じようなことを幼い息子にしました。
それも一度ならず、何度か…。

でも、だからこそ、
今こうして今見ると、胸が痛いのだ。

しつけ、という親を縛る呪い

子どもが親の言うことを聞かないとき。

他人はそれを
「親のしつけがなってない」と判断する。

と、
僕たち親は思っている。

問題なのは「他人はきっとそう思うだろう」
と僕らが「勝手に思ってる」ということだ。

だらしない、ダメな親だと思われる。
甘やかしている、と思われる。

親が甘いから
子どもが言うことを聞かないんだ、
と思われる。

と、僕ら思っていないだろうか?

自分で、勝手に!

前にも書いたけど、

娘がコートを着ようとしないときに言う言葉

2018.10.05

子どもが言うことを聞かないとき—-

命令し、従わなければ罰を与えるのは、
本当に賢明なやり方だろうか?

どうして言うことを聞きたくないのか、
子どもに理由を訊ねたっていいんじゃないか?

そしてもうひとつ、

親である僕らがどう感じているのか、
率直な気持ちを伝えたっていいんじゃないか?

置き去りにするみたいな「罰」は、

果たして子どもの健全な成長に、
本当に寄与するものだろうか?

10月10日本日開催、早朝の青空教室!

つまりは親の側に「余裕がない」のだ。

そうですよね?

聞いていて
胸が痛くなるような泣き声が、
少しでも減りますように。

そして親の側が少しでも
「余裕を持てる」ようになるために…

子どもを育てるすべての親に
親業(Parent effectiveness training)
はおすすめです。

コミュニケーションを阻む
「12のおきまりの型」をまず知ること。

そしてなんと!笑

今朝はちょうど、
田園都市線宮崎台駅近くの
「おちば公園」で、

とってもゆる〜く、
うちの奥さんと松本純さんが
早朝の親業「青空教室」をやります。
(朝7:00から10:00前まで)

あなたは子どもに
こんな言い方をしていませんか?

それを、分かりやすく実演します。

(紙芝居は不肖、私めが作成)

学んでおけば、
「余裕がない」状態は確実に減ると思う。

お近くの方で、これを読んで
今から宮崎台のおちば公園に来られる方は、

ぜひ!

お待ちしています。
(僕も9:00前くらいまでは現地にいます)

プロフィール写真

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。