本棚を整理していたら、
昨年受講した親業訓練一般講座の
ワークブックが出てきた。
僕は思うのだけど、
親業講座の一番良いと思う点は
このワークブックがあることだ。
書き込み式になっている。
自分と子どもの事例を
書き出していきながら、
親業のメソッドを体得していく。
そして各回、宿題もある。
普段生活する中で、
親業で学んだことをどう実践したか。
それを書いて、
インストラクターに提出する。
インストラクターがフィードバックの
書き込みをして戻してくれる。
僕の場合は
自分の奥さんに習ったこともあって、
宿題はとても照れ臭かったけど、
毎回頑張って書いて出した。
そんな自分が書いた宿題を
パラパラと久々に読み返してみたら、
面白くて――。
少しでも親業に興味を持つ人が
増えてくれたら、との思いで、
恥ずかしながら自分の宿題を紹介する。
オレンジの文字が僕が書いたものだ。
7月27日
朝、スマホから目覚ましがわりに設定した音楽が勢いよく流れているが、忍介が起きようとしない
(自分)忍介、スマホ鳴ってるよ
(忍介)<黙って起きて止める>
(自分)<小言を言いたくなったが、言わず>
(忍介)なんかさ、頭の中ではちゃんと起きてるんだよ
(自分)頭の中では起きてるんだ 【能動的な聞き方】
(忍介)でも体が起きてないんだよ
(自分)そうなんだ
(忍介)起きよう起きようって頭では思ってるんだけど、体が言うことを聞かないんだよ
(自分)そうなんだ。言うことを聞かないんだ 【能動的な聞き方】
感想
いつもなら小言を言ってしまう所、少し様子を見て能動的に聞いたことで、彼がどう感じているのかが分かった。ただ単に怠けているのではないというのが分かり、良かった。
相手の言葉を繰り返す、
言い換える、または気落ちを汲む――。
「能動的な聞き方」の効果は
相手が本音を話しやすくなることだ。
親はついつい、こんなふうに言いがちだ。
- いつまで寝てるの?
- 音楽かけて起きられないなら、
もっと大きな音の目覚まし使えば? - 時間通りに起きられないのは、
夜遅くまでゲームしてるからでしょ?
でも、そういう言葉は
言われた側のプライドを傷つける。
心を閉ざす言葉になる。
本当にちょっとした心がけの
積み重ねなんだよな…。
こうしてワークブックに
書き出していくことを繰り返していくと、
砂山に水が沁みていくみたいに
少しづつだけど身についていく気がする。
と、宿題を読み返して改めて思った。
親業について詳しくはこちら
https://ftk-gift.com/category/parparent-effectiveness-training/
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