頭のこわばりをほぐす10か条
今朝は早起きして本を読んだ。
読んだのはロジャー・フォン・イークの
「頭にガツンと一撃」。
軽く10分15分読んで、すぐブログを
書こうと思っていたのだけど、
これが面白くて!
途中でやめられず、、、
結果2時間近くかけて
一気に読んでしまった。
ちょっと古い本だけど、
読んでみた思った。
頭のこわばりってやっぱり多いなあ、と。
<頭のこわばりをほぐす10か条>
- 物事の正解は一つだけではない
- 何も論理的でなくてもいい
- ルールを無視しよう
- 現実的に考えようとするな
- 曖昧のままにしておこう
- 間違えてもいい
- 遊び心は軽薄ではない
- 「それは私の専門外だ」というな
- 馬鹿なことを考えよう
- 「創造力」は誰でも持っている
この10か条が各章になっていて
「猫と冷蔵庫の共通点は?」とか、
(あなたはいくつ思いつきますか?)
そんなこんなの楽しい投げかけが出てくる。
正解はひとつじゃない
しかしながら、私たちの教育制度は、ひとつの正解を教えることに重点を置いている。平均的な人は、大学を卒業するまでに、二千六百余りのさまざまな形の試験を受けている—-その多くはたったいま皆さんが試みたものに似ている。したがって、「正解」指向が私たちの思考に深くしみついている。実際に正解がひとつしかない、ある種の数学の問題では、それでいいだろう。困るのは、人生のたいていのことは数学のようではないことだ。人生には曖昧さがつきもので、正解はいくつもある—-すべて、求めるもの次第である。それなのに、もし正解がひとつしかない、と考えるなら、ひとつの答が見つかったとたんに、それ以上を捜す努力をしなくなるだろう。
学校で正解指向が植え付けられる。
そして正解はひとつしかない、
と考えるから、答えが見つかったとたん、
それ以上探す努力をしない。
これ、本当にその通りだと思う。
おかしなごみの話
ならば2つめ、3つめの正解を見つけるには
どう考えればいいのか。
そのためのヒントが前述の10か条をそれぞれ
章にする中で紹介されているのだけど、
僕が一番この本の中で特に
なるほど!と思わされたのは、
「おかしなごみ」の話だった。
要約する。
オランダのある町がゴミ問題で悩んでいた。
人々がゴミ箱を使わないので、
町中がゴミだらけだった。
どうしたか?
取り締まりを強化したり、
罰金を科したりしたが、効果がなかった。
そんな中、、、
ある人が会議でこう提起した。
「ゴミ箱にゴミを入れたら
お金が出るようにしたらどうだろう?」
現実的に考えるなら、それは難しい。
第一、そんなことをしたら町は破産する。
でもこの問いは、
参加者たちの頭をガツンと一撃した。
この問いのおかげで
「ゴミを散らかすものを罰せよ」
という考えから
「法に従うものに報いよ」
という方向に発想が切り替わった。
頭を一撃された参加者たちは
その問いを受けてこう考えるようにした。
「ゴミ箱を適切に利用した人に報いるには、
お金以外にどんな方法があるだろうか?」
そうして彼らの取った方法は
「ゴミが投げ込まれると
それを感知する装置が働き
テープレコーダーが作動して
”笑い話”を聞かせる」
というものだった。
つまり、笑い話をするゴミ箱というわけだ。
ゴミ箱ごとに笑い話はいろいろで、
笑い話は二週間ごとに変わった。
これはたちまち評判を呼んだ。
人々はわざわざ立ち止まって
ゴミを入れるようになり、
結果、町は清潔になったという。
現実的に考えようとするな
あるアイディアを馬鹿げている、
現実的でない、と切り捨てるのは簡単だ。
でも「もしこうならば、どうだろう?」
と仮定をつけて問いかけてみることで、
思わぬ解決策が生まれることもある。
このエピソードは第4章の
「現実的に考えようとするな」の話だ。
頭にガツンと一撃!
興味ある方は、ぜひ読んでみてください。
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