マリーゴールドの感傷

 

 

昨日の夕方に、走っていて。

久々にあいみょんの
「マリーゴールド」を聞いた。

うん、いい曲だ。

そして記憶があざやかに蘇った。

この曲がJ-WAVEで流れまくっていたのは
7年前、2018年の夏のことだ。

僕は当時46歳。

会社を辞めてその年の春から妻と二人、
びーんずネットを名乗って活動を始めてた。

でも売上なんてじぇんじぇんなかった。

じぇんじぇん、ない。

セミナーを開催。参加費一人2千円。
10人集まって2万円。

それで?

いや、それだけですよ。冗談抜きに。

ゲストへの謝礼と会場代引いたら何が残る?

とにかく貯金だけがどんどん減っていく。

そんな中で毎日毎日、考え続けた。

「この先、どうしよう?」と。

この曲を聞くと、
あの頃の心細さがしみじみと蘇る。

毎日、考え続けた。

でも答えはいつも同じだった。

「なんとかするしかない」

なぜか?

他にやりたいことがなかったからだ。

僕は不登校を仕事にしたかった。
なんとしてでも!

なぜか?

言葉は悪いけど、
なんと言っても楽しかった。

セミナーに来たときの参加者の顔。

それが終わって帰るころには
実に晴れ晴れとしている。

ウソみたいに晴れ晴れしている。
こんな劇的な変化に毎回立ち会える。

やりがいだけしかないじゃんね?

もちろん、不登校はそんな簡単に
解決するような悩みじゃない。

セミナー直後は晴れ晴れとしていても、
また時間とともに徐々にくもるだろう。

だから必要なんだ。
情報と繋がりが。

ただそれと自分たちの生活とを
どう繋げていくか?

その道筋がまったく見えなかった。

まったく見えなかったけど、
なぜか絶望だけはしなかった。

だってうちの奥さんと二人で
ずっと一緒にいられるんだぜ?

控えめに言っても最高じゃん。

気の合わない同僚や上司部下、
そんなストレスとはまったく無縁。

それに自由の身になってみて思った。

つくづく会社員というものは
自分の時間を切り売りしているんだなと。

天下晴れて今やどこで何をしていても
一切、誰にも何も文句は言われない。

この嬉しさよ! 自由の尊さばんざい!

もうあちら側には戻りたくなかったし、
戻ろうと思ったって絶対戻れないことは
ひしひしとわかっていた。

完全に背水の陣だった。

要するに前に進むしかなかったのだ。

「なんとかするしかない」
「じゃあ、どうすればいい?」

毎日毎日ずっとそれを考えた。
そしてとにかく無駄でも足掻き続けた。
この曲を何度も何度も繰り返し聞きながら。

「まずは自分の発信力を高めよう」

そう思ってブログの毎日更新を
固く決意したのもあの夏のことだった。

あの夏は考え続けた時間そのものだった。

ああ、しかしよく耐えたな、オレ。

(いや、うちの奥さんの方がかな。笑)

そんなこんなの感傷です。

とにかく僕がやりたいのは不登校だった。
一人でも多くの人の笑顔に関わりたかった。

で、7年経って今、どうなった?

「なんとかなってきつつある」

ってところです。

いや、あともうグッとひと超え、ふた超え、
定期購読の会員さん増えてくれないとな。

そう、だから来月また勧誘するのだ。

頑張れ、ボニー&クライド、もとい、

あかね&ジュンイチ!

(今後とも応援よろしくお願いします)

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子は小学三年生の時に不登校になり、小・中学校には通うことなく卒業しました(現在20歳・大学生)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。