子どもを都合のいいようにコントロールしていないか?

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兄が中学生のとき不登校だった。

だから学校に行かないことを
理解できないわけではなかった。

でも、我が子が不登校になった。
それもまだ小学生だ。

やっぱりなかなか受け入れられなかった、
という会社員、山本雄二(仮名)さんの
体験談が良かった。

息子さんは去年、コロナ禍に入学。
今年小2から本格的に不登校になった。

山本さんはスクールカウンセラーや
発達障害のクリニックを頼ったり、
あらるゆ手段を試した。

そして僕が

「ああ、本当にここなんだよなあ」

と思ったのは、子どもだけではなく
自分も見つめ直したこの部分だった。

同時に、山本さん自身もカウンセリングサービスを利用したり、教育事業に従事している友人に話を聞いてもらい、コーチングをしてもらったりしたそうです。

「もともと夫婦の教育方針で“子どもを一人の人間として尊重する”ということを心がけていたはずなのですが、自分のコミュニケーションの癖を徹底的に見直していくと、なんとか学校に行かせようとする自分の行動は、子どもを都合のいいようにコントロールしようとしていることに他ならないことに気づかされました。やっぱり自分の中に“親たるものはこうあるべきだ”“子どもたるものはこうあるべきだ”という固定観念があったみたいです。これは自分でもショックでしたが、認識できたことで、それを手放していくことにつながったと思います」

子どもを自分の都合のいいように
コントロールしている――。

こう書くと、なんだか
いかにも酷い親みたいだ。

そうですよね?

でも残念ながら、自分がそうだった。

僕がそのことに気づいたのは、
『子どもを信じること』を読んで、
アイスクリーム療法を試したときだった。

不登校に悩む僕にとって、決定的だったアイスクリーム療法

2018.04.11

それを認めるのは僕も山本さん同様、
ショックだったし辛かった。

でもはっきりそう認識できたことで、
徐々にではあるけれど
手放すことができるようになってきた。

子どもが不登校になる。

そうすると親はどうしても、
子どもの側に原因を見ようとする。

いじめられてるのか?
勉強についていけないのか?
どんなストレスがあるのか?

「ねえ、怒らないから
本当のことを言ってごらん」

そんなふうに質問したりして。笑
(これ、当時僕も言った気がする)

でも、そこじゃないんだよな。

不登校になると、親は子ども自身に原因を見つけようとしがちですが、その目を自らに向けたことで、より広い視点で問題をとらえ、向き合っていくことにつながったようです。

本当にそうなんだよね。

こびりついた考え方や価値観を変えるのは
誰しも簡単なことじゃない。

でも、だからこそ。

もしかして自分の思う通りに子どもを
コントロールしようとしていないか?

少し俯瞰して
自分自身に目を向けてみませんか?

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。