それは本当に子どもが望んでいることなのか?

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「今はひきこもっていても大丈夫」
「エネルギーが貯まれば動き出すよ」

親の会や相談先でよくそう聞くし、
なんとなく今の状態でいいとも思えてきた。

でも「本当かな?」という不安は
手を変え品を変え、ムクムク湧いてくる。

一時期のように酷い状態からは脱した。

家の中では子どもは落ち着いている。
好きなこともできるようになってきた。

そうなると、思うことはただひとつ。

別室登校やフリースクールは無理だ、
というのはもうわかった。

それは、いい加減あきらめた。

でも。
であるならば。
せめて。
もうそろそろ。

「家族以外の誰か」と関わってほしい――。

昨日一昨日に引き続いて♪あんだんて♪の新刊
『不登校あるある』の中の40番目、
「「家族以外の誰か」とつながってほしい」
という話だ。

これ、めっちゃわかる。

外へ出ないのはわかった。

それはそれで、全然いい。

ただ毎日毎日家の中で一人きりじゃ、
やっぱり成長期にどうなんだろう?

3年前、コロナになったあの年。

通信制高校には入学したものの、
オンラインコースだから登校は全くない。

そして毎日文字通り一歩も外に出ない。

①昼夜逆転、②ゲーム三昧、③勉強ゼロ。

そんな不登校トッピング全部盛り、
そして冗談抜きのガチこもり期には、
僕もどこか心の片隅では少し思ってた。

当時のやけくそな心境も残ってる。

トコトンヤレ節

2020.05.27

まあ、怖いもの見たさというか、
もはや面白がって見るしかなかった。
だからそうしていたのだけれど……。

でも翌年、いきなり髪を切って
まさかまさかでアルバイトを始めた。

いや、本当にタイミングってあるなと。

なのでね。
やっぱりこの一節が響いた。

なにより大切なのは、子どもの意思とタイミングだと感じています。私も子どもが不登校になって1年半くらい経った頃、親の会を通してメンタルフレンドの紹介をお願いしました。そのときにまず聞かれたのが「子どもさんが希望されているのですか?」「いつから来てもらっていいとおっしゃっていますか?」ということでした。確かにあくまでも親の希望で子どもの意思はきちんと確認しておらず、この言葉にはっと目が覚めました。何かにつけて親の気持ちが先走ってしまいますが、ちょっと冷静になって子どもの気持ちにも目を向けることが大切ですね。

何かにつけて先走ってしまう親の気持ち。

これ、あるある過ぎるよね。

それは本当に子どもが
望んでいることなのか?

忘れないようにしたいなあと。

思います。改めて。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。