かつて不登校だった人がどんな大人になっているか?

 

日本講演新聞7月11日号を読んだ。

講演家/筆文字作家の小玉宏さんのコラム
「たまちゃんの人生相談」。

学校に行きたくない。
もし子どもがそう言ったら
どうしたらいいですか?

という相談内容だった。

かつて中学校の教員でもあった小玉さん。
回答は明快だ。
「行かなくていいよ」と言えばいいと。

なぜならそうやって親に悩みを絞り出す、
それは子どもにとって余程のことだからだ。

そんな苦しいならしばらく休んでいい。
学校休んだくらいで人生駄目になる訳ない。
それよりあんたを全力で守る。
だから何も心配しなくていい――。

そのあとの、このくだりが
僕にはグググっと響いた。

今、全国にかつて不登校だった大人がたくさんいます。どんな大人になっているか、知っていますか? たまちゃんは知っています。みんな優しい大人になっています。だって思春期真っ只中、「学校に行けない」という経験をしたんですよ。先生も親もそんな経験してないから、子どもの痛みに寄り添えないんですよ。でも、かつて不登校を経験した人は同じ痛みを経験しているから、寄り添えるんです。「あなたの気持ち分かるわ。自分も学校に行けなかった経験があるのよ」って。そういう大人の言葉って子どもの心に沁み入っていくんじゃないですかね。

ご存知の通り、僕らは夫婦で不登校の
インタビュー事例集を出版している。

かつて不登校だった人が
どんな大人になっているか?

それを知りたかった、というのが
やっぱりこの活動を始めた大きな動機だ。

みんな優しい大人になっています。

これまで50人以上の人たちの話を
みっちり聞いてきたけど。

本当にその通りだなあ、
と深くうなづく次第。

これを読めばあなたもきっと、
そう感じると思います。

バックナンバーも潤沢にありますので、
そちらもあわせてぜひ。

7冊まとめて読めば不登校の見え方が
ガラッと変わると思います。

今日も良い1日を。

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ABOUTこの記事をかいた人

1972年生まれ。 息子の忍介は書字の学習障害と軽度の発達障害があり、小学三年生の時に不登校になりました(現在19歳・忍者好き)。 不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座をお届けする「びーんずネット」の事務局を担当しています。趣味はマラソン。不登校をテーマにしたインタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』や各種書籍の出版をしています。